アニメ好きでもゲーム好きでもない、純粋なポケモン好きによるポケモン対戦中心の雑記。コメント返信は遅め。

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BWシングル雑感

BWシングルについて思ったことを少し。

まず、結論から。

BWシングルは、HGSSシングルに比べて圧倒的に積みポケが強くなり、従来のような、交代際に大火力で殴るなり毒々を入れるなり相手に負荷をかけジリジリと追いつめていく、という考えよりも、誰と誰の対面から全抜きができるか、という考えが通用し易くなった。

これが結論。

以下、そう考える理由。

まず、積み技が全体的に強化された。蝶の舞という、瞑想と竜の舞を合わせたような技に加え、殻を破るの存在、更には小さくなるの強化など、様々。

しかし、当然ながらこれだけではない。まず、HGSS時代に積み技の弊害になってきたのは、ソーナンス。
積みポケは、毒々や鬼火といった技をもっておらず、大抵がソーナンスに捕縛されて、あっさり処理され易かった。瞑想ライコウや鈍いカビゴンは恰好の餌だったのである。
勿論、竜舞挑発ギャラドスはいたが、竜舞6積みからの滝登りでもソーナンスを倒せないこともあるし、ほぼソーナンスピンポイントに近い技で枠を1つ削るため、素の突破力が落ちてしまっていた。
それでも第4世代後期に相当な流行を見せたのも、ある意味ソーナンスに強い積みポケという点が評価されてのことかもしれない。
それで、HGSS時代のソーナンス対策は、ピンポでメタ張るより、構築の火力を上げて、ナンスに2体以上もっていかれずに最悪でも1対1交換までで収まるようにして、汎用性の高いポケモンで残りを駆逐する、というのが結論になってたと思う。それで、圧倒的な火力を持つ拘りポケモンと、火力があまり無い代わりにどくどくを搭載したポケモンという2つが構築の多くを占める、いわゆるどくまも環境が出来上がったんだと認識してる。HGSSシングル環境で好評だったネオ桂馬パを見ても明らかだろう。守るはどくどくとの相性もいいし、拘り固定するのにも便利だった。スカーフも、ソーナンスに強めのヘラクロスや特殊バンギラスが持つことが多かった。

しかし、BWではウルガモスという、蝶舞からのさざめきという自然な流れによりソーナンスを処理できるポケモンが登場。竜舞挑発ギャラドスより、火力に訴える手段でソーナンスに対抗している点が評価される。
それに加え、竜舞などを無理矢理上から殴って止めるスカーフ持ちに対しても、それを遥かに上回る速さかつ圧倒的な火力で剣舞を積むドリュウズが登場。これらにより、積み技が非常に有効な手段となっている。

簡単に言うと、積みに対する抑止力が大きく失われたというのがおおまかな理由。
共通の抑止力が失われてしまったため、抑止力の異なる積みポケを同時に出されると、対処が間に合わなくなることが多い。例えば、砂撒き+ウルガモス+ドリュウズ、といった構築などが典型的。

更に、交代際のダメージ蓄積を大きくするハチマキメガネや、行動回数を稼ぐことができるスカーフといったアイテムに関して、ただずっと高威力技を撃っているだけでは突破できない輝石ポリゴン2や輝石ラッキーの登場、更にはブルンゲルナットレイという、ナットレイが守るで拘り固定した上で居座りかブルンゲル出すか決めることができる圧倒的相性補完を持ちつつ、ブルンゲル単体も再生を連打しながら呪われが発動するのを待つこともできるという非常に嫌らしい組み合わせがでたことで、拘りアイテムの評価が大きく下がったことから、行動回数を稼ぎつつ交代際に大火力で殴ってダメージを蓄積させるダメージレース的な側面がかなり弱くなった、という背景もある。
BWシングル環境初期でナットレイブルンゲルが猛威を振るったのもこのためだろう。旧来の着想による構築ではナットレイブルンゲルの突破が極めて困難なのである。

そしてこのように、積み自体が強くなったことと、拘りアイテムの評価が下がったことにより、BWシングルは、HGSSシングルのような受け出しから交代先への負荷を重視する色の強いゲームから、優位な対面を作ってからの全抜きという色の強いゲームになっていると思うのである。
スイクンやサンダーの評価をかなり低くしたのは、ひとえにこの影響が強い。スイクンやサンダーは、積みを後出し対処するのがほぼ不可能な上、かなり起点にされ易いポケモンであるからだ。

以下余談。

さて、ポケモンの抜きゲー要素が強くなったと思う理由はこれまで述べてきた通りであるが、具体的にはどのようなポケモンが積みポケとして使われるのかを見る。

ウルガモス
外せない。ソーナンスで止まらないので、ソーナンスで止まる積みポケも、コイツと組ませることで非常に戦い易くなる。
止めてくるテラキオンやギャラドスには鬼火が刺さったりする。

ドリュウズ
砂嵐下では、竜舞や蝶舞使いの殆どが苦手とするスカーフ持ちですら上回る速度で、剣舞からの高火力技を使える。上から殴ることによる対処法が通用しない。
タスキを持てばソーナンスの後出しからの処理もほぼ通用しない上、砂起こし要員もソーナンスに強いので、ソーナンスによる妨害を受けにくい。
従来積みに対する一定の抑止力になっていたタスキに対しても、ステルスロックカバルドンで対抗できてしまう。

ローブシン
ビルドアップ+ドレインパンチが強い。マッハパンチもあるので、耐久に振れば、剣舞を使ったタスキドリュウズも処理することができる。
物理相手にはとことん強く、中途半端な火力の特殊にはある程度ゴリ押しが効くので、ラティやソーナンス、グライオンがいなければ活躍しやすい。

ギャラドス
竜舞挑発ならカバルドンやソーナンスに強く、耐性が優秀で後出しもし易く、スカーフで上から殴って止める手段は通用しにくい。しかし、今作ではナットレイや水ロトムといった強力な抑止力が登場している。
ウルガモスに後出しし易いポケモンとしても評価が高い。

ラティアス
ミラータイプにより、強引にではあるがメタグロスやナットレイに勝てるところが強み。しかし若干技スペースに悩まされるところではある。

ライコウ
瞑想を使うことで、特殊全般に強くなれる。しかし、ドリュウズやナットレイの登場により活躍の場が大きく失われたのが現状。

パルシェン
殻を破るにより能力を一気に上げることができる。
身代わり、タスキに強く、最後の1回にしかカウンターが入らないことから、ソーナンスでも止めることは難しい。無限グライオンとか余裕で突破。
積みに対する抑止力であるタスキも貫通するのが非常に強力。S補正をかけていれば、1回破っただけでスカーフガブリアスが抜けるため、スカーフにも強い。
メタグロスは苦手。

バンギラス
こいつも竜の舞の使い手。
テラキオンより速くなってけたぐりによりテラキオンを倒すことができる。
メタグロスは苦手。ソーナンスは呼びにくいかも。

ズルズキン
ビルドレインでも竜舞でも。タイプの組み合わせ的に優秀で、ローブシンを止めてくるエスパータイプで止まらない。ソーナンスはやっぱちょっときつい。

ハッサム
剣舞+バレット。蜻蛉のお蔭で、後ろにシャンデラやブルンゲルがいればソーナンスにトラップされないが、素の突破力に欠ける。

ラッキー
小さくなるの積み手。うざい。時間がかかるからオフ会には向いてない。以上。

ランクルス
火炎玉で自ら火傷になることで眠らない。溶けると瞑想を両方積めるので結構うざい。ソーナンスで止まる。以上。

スイクン
瞑想スイクンというのが稀にいるらしい。


こんなとこ。
とりあえず、ローブシンは物理相手にかなり強いから、普通にこの前の格付けには入ってくる。しかも多分Cクラス。結構強い。

あと、メタグロスは積みに対する抑止力に比較的なり易い。例えばシュカを持たせてアムハンor地震+バレットにより、剣舞を1回積んだタスキドリュウズを処理できる。パルシェンなどにも強く、思念を持たせればローブシンに対しても戦える。大爆発による強引な処理こそなくなったものの、やはりメタグロスの安定感はまだまだ健在だと感じさせられる。

以上。ここ最近シングルの記事が続いたけど、次回はローテについて書きたい。
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コメント
No title
はじめまして。

いきなりなのですが、ラティオスについて質問してもよろしいでしょうか?

今の環境で、珠をもたせる場合どんな技構成がいいでしょうか?
めざ炎の個体ですので、めざ炎は確定技にしたいのです。

お願いします。
2011/02/11(金) 17:12 | URL | ログ #D46HOIec[ 編集]
>ログ さん
構築にも依りますが、全て攻撃技で固めるのではなく、身代わりや瞑想を使う型が割と多い気がします。
メガネにはできないことをしたいので、身代わりで拘り固定の守るを利用したり交換されたのを見て技選択したり、あるいは瞑想を搭載して素の火力だけでは突破できない相手を強引に突破したり、と言ったところでしょうか。例えば電磁波羽休めサンダーとのタイマンで、身代わりで電磁波を透かしつつ何かしらの攻撃で突破したり(勿論突破する手段が欲しい)、あるいは瞑想を積むことで流星群を受けにきた輝石ポリゴン2を逆に狩ったり、ということができます。

メガネラティが受け易くなってしまった以上、珠ラティは、兎に角相手に容易に受けさせない工夫が欲しいと考えています。
2011/02/12(土) 10:31 | URL | リィズ #YignKQLU[ 編集]
No title
とても参考になりました。
パーティと相談して技おきめたいと思います。

ありがとうございました。
2011/02/12(土) 11:59 | URL | ログ #D46HOIec[ 編集]
初めましてー
どうも、以前から参考にさせて頂いていた八月と申します

自分はあまり対戦せずに考察ばかりやっているのでこのようなまとめ記事はとても参考になります
これからも更新頑張ってください


ところでサンダーについてなんですが、ゴッドバード持たせてウルガモスを屠るというのはどうなんでしょう?
よくウルガモスが積みの起点にしようと寄ってくるので

まあ良くて使うのは私のような変態型スキーだけでしょうが;
2011/02/12(土) 18:54 | URL | 八月 #sL5AlfRk[ 編集]
WCS2011ルール想定で出来る限り居座ることを目的としたナットレイをパーティに入れる場合、配分や技構成のオススメを教えてもらいたいです
2011/02/13(日) 16:35 | URL | ゼロ #-[ 編集]
>八月 さん
ゴッドバードですか・・・
ウルガモスの攻撃は珠持ちでなければ耐えてくれる耐久あるので、ウルガモスに対する抑止力としてゴッドバード採用するのも悪くないかもしれません。
ただ、問題はウルガモスがサンダーの前で身代わりを張ってきた場合ですね。蝶舞身代わりウルガモスには結局手出しができないので、有効な抑止力とは言えないと思います。
2011/02/16(水) 09:43 | URL | リィズ #YignKQLU[ 編集]
>ゼロ さん
WCS2011ルールのナットレイはあんまり考えた事無いですねー。
雨パで採用されたり、砂パの雨対策に採用されるって程度ですかね。基本的には炎格闘技がガンガン飛んでくる上、トリルを使うにしてもトリル始動員が一様にシャンデラに弱く、ナットレイ自身もシャンデラに弱いので、カバーしきれてない感があります。

という訳で、考えたことがないので何とも言えないです。
2011/02/16(水) 09:48 | URL | リィズ #YignKQLU[ 編集]
初めまして
ウルガモスは強いですね。
サンダーのドリルくちばしなら(めざ氷理論値の臆病A30想定無振り)
H252ヘラクロス確1
ウルガモス確2
なのでいいですよ。
2011/02/17(木) 07:28 | URL | キラ #-[ 編集]
>キラ さん
サンダーのドリルくちばしの採用を考えてもいいかもしれませんね。
しかし、その場合技構成が悩ましい気がします。ウルガモスに強くなる以外の問題は解決しないので、無理してサンダー使うこともない気がしました。
2011/02/18(金) 14:03 | URL | リィズ #YignKQLU[ 編集]
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Author:リィズ
ポケモンが好きで主に対戦を考察する。
東京大学ゲーム研究会(TGA)所属。
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