アニメ好きでもゲーム好きでもない、純粋なポケモン好きによるポケモン対戦中心の雑記。コメント返信は遅め。

BWローテ環境変遷

BWのローテ環境の大雑把なまとめ。

時代区分としては、

前期:2010年9月(BW発売)~2011年5月頃
中期:2011年6月頃~2011年12月頃
後期:2012年1月頃~2012年6月(BW2発売)

と大まかに決めてある。
前期→中期の移行では、特に大きなイベントはないが、イベントと言えば、五月祭が行われた時期である。これにはローテ勢が数多く参加しており、初顔合わせの人も多かっただろう。この時期からローテ勢がオフで積極的に活動するようになってきており、ローテプレイヤーの数もかなり増えている。
中期→後期の際の移行には、主に第2回ローテ紅白戦が関係している。ローテの対戦イベントとしてはかなり大規模で、同じチーム同士で意見交換が盛んに行われた為、これを機に広まった型も多いと思われる。

また、それぞれの区分を前半、後半でわけると、

前期前半:雨降らしニョロトノの解禁(とその強さが認識される)まで
前期後半:雨パの形の確立
中期前半:第1回紅白戦まで
中期後半:それ以降
後期前半:ゲー研オフやら福岡オフやら
後期後半:それ以降

というような分かれ目となる。
雨降らしニョロトノの解禁は早かったが、♀の解禁までには時期があったことにより、実際には2010年12月~2011年1月くらいの時期で区切るのが妥当であろう。

また、ローテ環境についてであるが、型の認知度、流行については、主にローテ週末大会に基づくものとする。週末大会は、ローテ初期の頃からのローテ勢の伝統行事であり、ローテ環境の指標となっている。

さて、これらの前提を踏まえた上で、一定以上ローテ環境に影響を与えたと思われるポケモンについて見ていく。

【ガブリアス】

ローテを語る上で欠かせない存在。ローテ環境のどの段階においても数を減らすことなく常に上位に君臨し続けた。
特筆すべきは、攻撃相性の良いドラゴン・地面を1体で撃てるポケモンであり、数値が軒並高いという事。1体で完成されたポケモンであるので、どんな構築にも無理なく入り、砂相手に無条件で勝ち筋を残せる事は勿論、電気の高火力化が進むにつれて電気無効という点での評価も上がって行った。

前期前半においては、まず剣舞型が注目された。タスキ剣舞などは勿論居たが、中でも、電磁波バンギラスと組んでの砂隠れ身代わり型(いわゆる砂ガブ)が多かった印象がある。粉は勿論、残飯も多く、麻痺撒きや宿り木と合わせてガブリアスの身代わりの試行回数を増やす型が多かった。
また、前期前半から既に、追い風スイクン+ハチマキガブの型は存在していた。というか私が使っていた。
ガブリアスの配分は、砂ガブの場合、AS全振りではなくAを少し削って耐久にある程度割いたものも多かった。

前期も後半になると、砂ガブの流行も収束し、またスカーフガブリアスの強さが徐々に認識されていった。スイクンの数は減り、ガブリアスはタスキとスカーフの数が多かったと思っている。

中期に入ると、電気の高火力化が進み、雨パにおいて電気無効の需要が急速に高まったことで、雨パでガブリアスを使う動きも見られた。また、モロバレルが数を増やしていたこともあり、砂無しの身代わり珠ガブリアスなども盛んに使われるようになった。

中期後半からは、追い風スイクン+ハチマキガブリアスの強さが段々と再認識されていった。私自身も紅白戦以降ガブスイクン構築を何度か使っており、戦績は良好だった。
特に、中期後半の京都ローテオフではガブスイクンが結果を出しており、ガブスイクンの形が隅々にまで認識されたことだろう。

後期ではさほど大きな動きはなく、どんな構築にも無理無く入って様々な問題を解決してくれるタスキ、スカーフ型と、ガブリアス自身の火力を上げる珠、ハチマキ型+補助という形が主流になっていると見て良いだろう。
中期後半の時点で型は大体出揃っており、この以降揺るぎないKPトップを誇っている。


【ヒードラン】

ガブリアスと並び、ローテにおいて初期からずっと使用率が高いポケモン。
ローテにおいて重要な立ち位置たる鋼の中でも、鋼に強い鋼としてその地位を確立している。安易な一貫を避ける為に鋼の耐性は是非とも欲しいが、対面が安定しないローテにおいては、選出率の高い鋼は鋼同士の相性がかなり重要になり易く、そのためヒードランの需要が高い。

前期前半から注目を集めたポケモンであり、ナットレイと並び、突破の難しいポケモンという認識であった。最初はやはり風船が大多数であったが、残飯を持たせる人も見られた。使われ方としては、初期からラティオスとの相性補完が注目され、しばしば組み合わされて使われた(ラティドラン)。エルフーンとの組み合わせもしばしば使われた。
一方前期後半には、雨が台頭してきた分ヒードランは数を落としており、この時期が最もヒードランの少ない時期であっただろうと考えられる。といってもやはり一定数はおり、ユキノオー入りでのヒードランの使われ方が確立されてきた時期でもあった。

中期に入ると、雨パが強くてもやはりヒードランは強いという考えが主流になっている。雨パの軸には勿論弱いが、雨の他のパーツ(モロバレル、パルシェン、ジバコイル、トルネロス、ナットレイ)には強く、天候変化さえあれば十分活躍できることがわかった。
草との相性が比較的良好であることは、前期でのエルフーンやユキノオーとの組み合わせで周知されており、雨パからパーツとしての独立を見たモロバレルとヒードランが組まれる事が多くなった。モロバレルは、草としては地面を半減できない点がネックにはなるが、ユキノオーなどと違って格闘を半減できる点と、トリル耐性が付く点を評価されている。ヒードランの身代わりとモロバレルの胞子の相性も良好。
また、ヒードランミラーを想定しヒードランに大地を入れようという運動が盛んだった時期でもある。

特筆すべきは、中期中盤頃から台頭してきたカイリューとの相性である。ドラゴン技をメインとするカイリューにとって、ドラゴンとの相性が良い炎打点を持ちながら耐性補完も優秀だったヒードランは、恰好のパートナーだった。これ以降、カイリュードラン系の構築が一気に増えていった。

中期では、アイテムとしては風船以外のバリエーションも豊かになっており、カイリューやハッサムにダメージを蓄積させつつココドラ対峙時にも安定感が増すゴツゴツメット、対モロバレルでの行動保証が効くラム(スカーフガッサみたいな相手にも戦える)や、過労死を防ぐ目的の残飯orオボン、格闘に倒されないヨプといったアイテムが増えていった。

後期になると、メガネヒードランも騒がれるようになり、型の幅が増した。
一方で、テラキオン、カイリキー、バシャーモ、コバルオンといった高速格闘の使用率が軒並上昇し、身動きがとりにくくなり、ヒードランブームも少し収まった。といったも数は依然として多い。

後期では、雨降らしニョロトノ入りでヒードランを使う構築なども研究が進み、霰以外の(自動)天候パでは使いにくいとされていたヒードランの新たな可能性が模索された。


【ブルンゲル】

環境初期から優秀なタイプと技から注目されていた。
初期から今まで、再生/トリル/波乗りor熱湯の構成が鉄板で、ローテにおけるトリックルームの強さを周知させる要因にもなった。持ち物、配分、最後の技に関しては、時代とともに様々な様相を見せた。

前期前半においては、穏やかのHbd調整、オボンor残飯が一般的で、最後の技に関しては、鬼火や挑発が多かった。初期は積み技が人気だったので溶けるブルンゲルもある程度居た。ナイトヘッドの搭載もしばしば検討された。
後半になると、珠サンダーの影響により、穏やかでDにかなり割いたものが出てきた。更には、雨パの台頭により、ラス技に霰を搭載するものも現れた。

中期には、メガネ水ロトムや雨のメガネジバコイルの増加を受け、トリルを安全に張れるようにとソクノブルンゲルが徐々に数を増やし、中期後半になるころにはHBソクノが一般的になった。更に、ラス技は挑発の採用率は低くなり、中期になって数を増やしていたモロバレルの影響を受けて神秘の守り搭載のブルンゲルが増えた。カイリキー対策になることは言わずもがなである。
また、竜舞珠逆鱗でブルンゲルを1発で倒してくるカイリューの増加を受けて、トリルを確実に張る為タスキを持たせた型や、積む際に鬼火を入れる型、更には怪しい光で害悪する型まで登場した。
比較的通りが良い上にブルンゲルミラーにおいて堅実に相手を削る事ができるシャドーボールを攻撃技に採用する流儀もこの時期徐々に認識されていった。

後期では、溶けるが再度注目され直し、溶けるとトリックルームの相性の良さが次第に広まっていった。対カイリューに対しても、竜舞と溶けるを積み合えば、カイリューに縛られずにトリルを張ることができるため、ディスアドになりにくいのが特徴である。


【バンギラス】

優秀な種族値と特性により、やはり初期から注目を受けていたポケモン。

前期前半頃は、最速タスキに電磁波を搭載し、身代わり粉or残飯ガブリアスと組む型が大流行した。ギャラドスが多かった影響もあってか特殊型がかなり多かったようである。それ以外では、AS竜の舞も多かった。とにかくSを伸ばしたバンギラスが多かったという特徴がある。
前期後半になって雨パが台頭すると、初手で天候を取るために黒い鉄球持ちのバンギラスが蔓延した。投げつけるの威力も非常に高い。鉄球バンギラス全盛期だったと言えるだろう。

中期前半では、前期後半のローブシンブームを受けてあまり騒がれなくなったが(それでも勿論一定数は居た)、中期後半になるとハチマキバンギラスが認識されていった。

後期では、ハチマキバンギラスの使い方が更に研究され、最遅で対雨を見つつトリルと合わせて採用するものや、AS振りで使うものまで様々であった。また、ハチマキだけでなく、ガブリアスを半分削る事に着目した黒い眼鏡も登場した。
また、ドリュウズとの組み合わせは勿論以前から使われていたが、この時期が最も盛んに考えられていた時期かもしれない。
高速格闘は増えたが、トリルやタスキから動いた場合にある程度有効打を撃てる相手が多いようである(テラキオン、コバルオンにけたぐり、ビリジオンに冷凍パンチ、バシャーモにストーンエッジ)。


【ラティオス】

当然ながら初期から居たポケモンである。
ポイントとしては、ガブリアスより速い打点から高威力技を撃つ事ができ、モロバレル、カイリキーに対して自然に有効打を持て、カイリューをメガネ流星で倒す事ができる、という点。
また、ラティオスを積みから叩いてくるタスキパルシェン、タスキバシャーモに対し行動の安定化が図れる砂との相性が比較的良好である。

勿論初期から注目されていたポケモンだが、モロバレル、カイリキー、カイリューの影響を受けて中期後半~後期前半に、便利なポケモンだという印象を持たれるようになったのではないかと考えている。
カイリューは勿論のこと、全体的な高火力化のためにラティオスの行動回数も制限されたため、竜の波動より流星群を撃った方が有効な場面も増え、流星搭載型が増えていった。
また、バンギラスへの評価が上がっていった時期でもあり、上記の理由で砂とそれなりに相性がいいことからバンギラスと組ませるパターンも多かった。

前期ではアイテムに比較的バラつきがあったものの、次第にメガネと珠に収束していったと思われる。


【カイリュー】

最初に使われたのは雨パの暴風カイリューで、雨パが台頭した前期後半の時期にいた。雨パの飛行枠として採用する形である。

それから暫くは音沙汰なかったが、中期前半頃に、シングルの竜舞珠カイリューの流れを組んで、ローテでも竜舞珠カイリューの強さが認識された。
これ以降、どのような構築に入っていてもおかしくないポケモンという地位を確立。ローテ筆頭級の積みポケモンとしてローテ界に君臨することとなる。

竜舞が殆どで、中期後半~後期前半の時期にドラゴンジュエルが浸透していき、後期後半にハバンが提唱されるなど、珠以外も開発されている。


【ハッサム】

最初は4世代シングルの影響を受けてHD基調のものが多かった。
前期においてはあまり目立った活躍はなかった。
といっても、前期後半頃には、ハッサムを使うならA全振りが良いという話が出てきていた。

中期に入ると、相手のドラゴン技を起点に積み技を使えるポケモンとしての地位を確立し、爆発的に増えていった。
中期前半には珠が多かったが、中期後半になると、オボン、飛行ジュエルなど、珠以外のアイテムも使われていった。特に、ブルンゲルのトリックルームから殴るパターンが人気だった。
積みポケモンとしての活躍が目立っており、3大積みポケモンと言えばカイリュー、パルシェン、ハッサムと言われたほどである。

後期になってからは目立った発展はないが、その地位は衰えず、強力な先制技により相手の行動を制約するポケモンとして認識されている。


【スイクン】

前期前半では零度スイクンがそこそこ使われていた。

しかし、前期後半~中期前半頃は、高火力電気が流行っていったことも影響してか、スイクンの扱い辛さに難色を示す人が多かった。ブルンゲルに比べて対害悪性能が低い事もたびたび指摘されていた。

パラダイムシフトが起きたのは中期後半。ここで、ハチマキガブリアス+追い風スイクンへの注目から、攻撃役と補助役を明確に分けるという一大センセーションが巻き起こる。
スイクンは、追い風補助がほぼ確実に決められるようにとソクノが流行り、ガブスイクンの強さが認識されていき、数を増やした。補助メインであったので、非零度スイクンが主に使われた。対雨パなどを考え手動天候を搭載することが多かった。
また、スイクン自体を攻撃役と見なした控えめC振りスイクンも一部で使われた。

後期でも、ソクノだけでなく、構築に合わせてオボンを持った補助スイクンも使われたりと、持ち物に幅を持たせるプレイヤーも増えていった。
ガブスイクンの形は、追い風構築の典型例として、構築時に明確に意識されるべき相手として認識されることとなった。


【クレセリア】

中期前半頃までは殆ど見かけなかったポケモン。
トリックルームは害悪耐性のあるゴーストに任せるもの、という認識が強かったことも大きい。

攻撃・補助分離ブームが起きた中期後半頃から主に注目されていった。
基本的にはトリックルームにより補助するポケモンで、トリックルームによる補助ができるだけでなく、月光により低火力な相手を詰ませる立ち回りも可能で、単純に安定した補助ができるだけじゃないポケモンという認識になっていった。

月光の回復量の関係で、手動晴れと同時に組む事も多く、同時期に注目を浴びたスイクン(日本晴れ搭載)と同時に採用するパターンがそれなりにあった。
同じ中期後半に、自動晴れのキュウコンと組む形も模索されている。
補助メインから注目されたが、相手を詰ませる事に特化した瞑想型も使用者が増えていった。


【ラティアス】

前期においては、メガネを持たせて、ラティオスより高い耐久でメガネ波動を連射できるポケモンとして使われる事が多かった。瞑想型も居た。

認識が改まったのは、攻撃・補助分離ブームが起きた中期後半。従来は殴ることに主眼が置かれたラティアスだったが、その頃から壁ラティアスの数が増え、ハバンを持ってスカーフ竜に縛られにくくした壁型が使われるようになった。


【パルシェン】

前期前半から、モロバレルとの組み合わせを中心に開発が始まり、中期前半に雨パで使われるようになってからその数が爆発的に増えた。

メインが氷柱針やロックブラストという連続技だったため、タスキや身代わりやココドラに自然と強くなれるというのも勿論、単純に積み技としての殻を破るが強力であった。
これにより、ローテの積みポケモンの代表格となり、以降一定数は環境に居るポケモンとなる。

後期には、数を増やしていたパンギラスにも怯えずにタスキ殻破るができる点に着目して防塵特殊型を使う人も現れた。


【モロバレル】

前期後半にパルシェンとの組み合わせを中心に開発が始まる。
中期前半には雨パに入るようになり、中期後半ではパルシェンや雨パから独立してヒードランと同時採用するケースも多く見られ、数を増やした。

持ち物は黒いヘドロやオボンが中心で、攻撃・補助分離ブームにおいて補助を安定させる半減実やラムを持たせるパターンも増えていった。


【サンダー】

前期から居たが、前期前半では特殊耐久に多く割いたものが多かった。
前期後半から、スカーフCS型や珠や磁石を持たせて電気技を強化したCS型が出回り、高火力電気としての地位を築いた。

中期前半にパルシェンやカイリューが多くなってからはやや大人しくなったが、中期後半にはメガネサンダーが注目され、めざ飛での運用が増えた。

後期になってからは、カイリキーを上から殴れるメガネボルトロスに対する採用理由の薄さも指摘されているが、中期後半頃の見解では、メガネ水ロトムのハイドロ耐え調整や、ジバコイルのメガネ10万耐え&メガネ10万で無振りジバコイル2発調整ができることにより、メガネ電気同士の撃ち合いに強めである点が採用理由として挙げられている。


【ジバコイル】

前期では殆ど見なかったが、中期前半頃に、特性の頑丈や控えめメガネ雷でラティオス2発の火力といった面が評価され、雨パでのメガネ運用が目立った。

中期後半では雨パ以外でも採用が目立ち、凍える風との相性を見た臆病採用も増えた。

雨のジバコイルは雷の威力が圧倒的で、鋼の耐性も相まって、半減程度では押し切られてしまうポケモンという評価が定着した。


【水ロトム】

前期からそれなりに注目されていて、オボンを持ってHとSに割くものが多かった。

中期になるとメガネでの運用が叫ばれるようになり、電気技水技ともに強力な上に弱点を付きにくく、処理が難しいポケモンという認識が広まる。
中期では水ロトムと言えば拘りメガネという認識になった。

後期には拘りメガネ以外での水ロトムも再評価されている。


【ボルトロス】

前期前半の砂ガブブーム中にはあまり使われなかった(理想値が取りにくかったのが大きく影響していると思われる)が、前期後半~中期前半頃には、砂パで電磁波ボルトロスを入れる形が普及した。
身代わりがトゲキッスのエアスラッシュを耐える程度の耐久にした個体が多かったようである。

中期後半頃には、メガネサンダーの注目を受けてメガネボルトロスも頻繁に議論されるようになったが、実際には使用者は少なかった。

後期になると、カイリキーブームの影響を受けて図太いボルトロス(身代わりが爆裂を耐える)が注目され出し、また、威張るに注目する人も増えていった。
対カイリキー性能があるメガネボルトロスにも再注目されている。


【ライコウ】

前期には瞑想ライコウが多かった。

中期になると、パルシェンやカイリューの数が増加して瞑想ライコウの積み合いの弱さが指摘され、瞑想ライコウは数を減らし、代わりに壁ライコウが登場した。
中期後半の攻撃・補助分離ブームの影響で壁ライコウはますます数を増やした。

後期になると、補助中心の壁ライコウだけでなく、(瞑想を挟まずに)自身で殴る珠ライコウも数を伸ばしている。


【ナットレイ】

注目されたのは、優秀な耐性。鋼でありながら水と電気を両方半減することができ、弱点も格闘と炎のみで倒しにくい。
また、対ガブリアス性能にも注目された。ドラゴンを半減できるうちでガブリアスの地震2発を耐えて逆にガブリアスを2発で倒せるという性能が偉い。

そのため前期前半から数が非常に多く、相性補完が優秀なブルンゲルとの組み合わせが中でも注目された。
前期後半には雨パが台頭し、雨パにも自然に入って強いこと、対雨パでも重要な役割を果たす事から、ナットレイの数がますます増え、最盛期となる。

中期に入ると、ナットレイの択死し易さがたびたび問題視されるようになり、中期後半の攻撃・補助分離ブームにおいては、攻撃を任せるにも範囲が狭く、補助を任せるにも行動保証が無い、という中途半端なポケモンという認識がなされる。
そんな中、択死しなかった時に最大限アドがとれるようにと、ナットレイ全体の使用者が減少するなかハチマキナットレイ率が高くなった。

後期後半になると、雨パ再考を受け、鈍い眠るナットレイや宿り木残飯ナットレイが再注目され、以前ほどの数ではないものの、処理のしにくい厄介なポケモンという立ち位置を再び確立していった。


【雨パ】

雨パが登場したのは前期後半(というかそれをポイントに時期を分けている)。

最初に注目されたのはニョロトノ+キングドラ+ナットレイ+飛行(トルネロス、トゲキッス)の形で、特に飛行と水の攻撃相性が良く、キングドラの強力な縛りの下で動いてくるナットレイが非常に厄介であった。
ニョロトノは、催眠術や雨乞いや滅びの歌を使う補助的な役回りが多かった。

中期に入ると、雷で火力強化される電気(主にジバコイル)や、雨によりタスキが守られるパルシェン、ナットレイの代わりに格闘耐性のあるモロバレルというような雨パーツが流行った。
また、次第にすいすいアタッカーを入れずにニョロトノをピンで入れ、代わりにニョロトノのCを上げて水打点と見なすと言う考えも定着していった。メガネニョロトノやスカーフニョロトノも一定数見るようになった。

後期では、すいすいアタッカーとして電気耐性の薄いキングドラの代わりにガマゲロゲを使う案が提唱された。しかし、水ロトムや草ロトムといった水抵抗がある電気に対する解答が得られていない点や、ニョロゲロゲでナットレイを相手にした時の動き辛さに難色を示す声もあった。


【ユキノオー】

カバルドン+ドリュウズが流行った前期前半にもそこそこ居たが、やはり明確に使われ出したのは前期後半の雨パブームを受けてから。
この頃から、対雨やココドラに自然に回答を得る便利なポケモンという立ち位置を獲得する。

中期になると、壁ライコウ構築に入れて、壁ライコウの対雨や対ココドラを補いながらライコウとの攻撃相性で戦うポケモンという認識が広まった。
中期後半には、草技や先制技強化に注目した珠ウッドハンマー型も増えていった。

前期ではCSのような振り方が多かったが、中期以降では、ウドハン型以外でも、氷の礫の威力強化を期待したAC振りが多くなり、また最遅にして初手から天候を取れるようにした型が増えていった。


【ドリュウズ】

前期前半に猛威をふるったポケモンで、主にカバルドンと組み合わせて使用された。重力と合わせての使用もあった。
前期後半には、雨パの台頭を受け、単に雨パに不利を取り易いだけでなく対雨パ用の手動天候にも押され易いことから数を減らした。

中期では、カバルドン+ドリュウズやバンギラス+ドリュウズがひょっと出てきて活躍することはあったが、ローテの表舞台にはあまり上がらなかった。

後期になると、バンギラス+ドリュウズの再注目があった。


【メタグロス】

前期においては、ナットレイの対ガブリアス性能に注目される中、同様の理由でシュカ冷凍パンチメタグロスがそれなりに居た。

中期に入ると、オッカ地震型、エスパージュエル型、オボン爪研ぎ型など様々な型が考案されたが、いずれも大きな話題は呼ばなかった。

認識が変わったのは後期で、ハチマキメタグロス使用者が思念とアームハンマーをメインで撃つことに気付き、ハチマキメタグロスは鋼の耐性で格闘、エスパーを撃つポケモンという認識が定着する。
鋼の耐性で格闘を撃てる拘りポケモンのため、攻撃相性・耐性相性共に優秀で、拘り+積み組み合わせで隙のない竜舞カイリューとの相性が注目された。
後期後半に、ヒードランに強い鋼たるコバルオンが注目された影響もあって、単純に鋼タイプの中で頭1つ抜けていたヒードランという図から、ヒードラン、コバルオン、メタグロスという三竦みの図が次第にできていった。


【トルネロス】

前期前半頃はボルトロス同様厳選が困難故に数が少なかった。
前期後半~中期前半には、雨・非雨を問わず大流行した。追い風という補助が強力だったことや、ジュエルアクロバットでラティオスを縛れる事、スカーフカイリキーを上から一撃で倒せる事が評価された。

中期後半以降は、その択死し易さを問題視され、思考停止で入れて強いポケモンではないという評価もあり、数は次第に減ったが、やはり便利なポケモンであることは変わらず一定数は居る。

雨パのタスキトルネロスも考えられたが、雨パのタスキ争奪戦があまりにも激しかったため、あまり流行らなかったようである。


【ローブシン】

まだ全体的火力が高くなかった前期後半~中期前半頃に、オボン持ちのビルドアップ型で一世を風靡した。
弱点を突きにくく、半端な火力ではドレインパンチでもりもり回復されてしまうのが厄介であった。
壁やトリルと合わせるパターンが増えていった。

中期も後半になると、カイリューやハッサムといった積みポケモン、モロバレルの全体的増加、全体的高火力化(ハチマキメガネ率の増加)を受けて、行動可能回数が激減した。
一方で、壁やトリルを駆使して戦ったり、火炎玉を持たせて火力を上げトリルターンで多くアドが取れるようにしつつモロバレルに戦えるようにしたりしたローブシンも登場した。


【カイリキー】

初期から格闘ポケモンとして一番の注目をされていた。相手を混乱させる爆裂パンチが非常に厄介なポケモン。

前期のカイリキーはスカーフ以外の型も多かった。前期後半~中期前半頃には、電磁波砂パにカイリキーを入れて害悪度を増加させるものが研究された。
爪なども居たが、次第にスカーフ型に収束していった。

中期後半では、積みポケモンに対する妨害性能に着目され、相手の展開を妨害するポケモンとしての認識が広まった。

後期には、スカーフ型が殆どとなったが、トリルから殴るハチマキ型も研究された。


【バシャーモ】

最初に注目されたのは、雨パのバシャーモ。タスキ剣舞するものも居たが、珠で上から殴るものが多かったようである。

中期後半頃の安定行動志向を受けて、ゴーストタイプに合わされた瞬間に死亡するバシャーモは注目度がやや低めとなった。
珠だけでなく、格闘ジュエルとの相性も注目されるようになっていた。

後期には、テラキオン由来の高速格闘ブームを受けてバシャーモが再注目された。タスキ剣舞型のバシャーモは、高速積みポケモンとしての地位を確立し、パルシェンやカイリューと同時に言及されることが多くなった。
また、無振りガブリアスやHハッサムを跳び膝1発、ジバコイルやタスキテラキオンを二度蹴り1発な意地っ張り格闘ジュエルバシャーモ(ジュエル跳び膝蹴りはガブリアスのハチマキ逆鱗と同程度の威力)にも注目された。ローテのバシャーモと言えば陽気タスキ剣舞と意地ジュエル、という認識が広まっていった。


【テラキオン】

前期には、攻撃タイプの優秀さへの注目から、多くはない程度の数がおり、後半には雨パを追い風から一掃するハチマキテラキオンなども居た。

明確に注目されるようになったのは中期後半頃であり、タスキテラキオンの終盤の詰め性能が評価された。特に、ガブリアスより速い為にガブリアスとのタイマンで勝ち易く、ハッサムに不利を取らず、舞ったカイリューにもタスキで耐えてエッジをぶち込める性能が評価された。
ガブリアスより速い上に、攻撃相性の優秀なメイン技で、特にインファイトがガブの逆鱗に比べてデメリットが薄いことが、使い易さに繋がったと考えられる。

後期になると、スカーフカイリキーの増加を受けて、ハチマキや格闘ジュエルでカイリキーを上から処理する型なども登場した。


【ビリジオン】

中期後半に注目された。水、電気、地面に耐性を持った格闘は少なく、耐性面に秀でた格闘という立ち位置に落ち着いていった。
特に、バンギラス+ドリュウズや雨パを相手にした時に実力を発揮するポケモンである。


【コバルオン】

後期後半になるまで殆ど注目されなかったが、後期後半に、パルシェンに縛られにくい格闘、鋼の耐性を持っており処理されにくい格闘、ハッサムに強い格闘、ガブリアスより速い鋼、ヒードランに強い鋼といった点により、一定の評価を得た。


【まとめ】

前期前半
・砂ガブ
・「積み技は強い」
・「拘りは使いにくそう」
・「追い風、トリル、壁、天候強い」
・バンギラスはS振りが多く、特殊型や竜舞も多かった
・ブルンゲル+ナットレイ
・カバルドン+ドリュウズ
・ギャラドス+ナットレイ
・ラティオス+ヒードラン
・追い風サンダー
・メガネ流星耐えサンダー
・エルフーン
・宿り木人気
・カイリキー(スカーフとは限らない)
・スカーフトゲキッス
・ココドラ
・水ロトムはオボン
・滅び道連れゲンガー
・水浸しママンボウ
・シュカメタグロス
・ガブリアス、ヒードラン、ナットレイを中心に回っていた
・積みは剣舞ガブリアス、竜舞ギャラドス、蝶舞ウルガモス、瞑想ライコウが主流

前期後半
・タスキ剣舞ガブリアス
・テンプレ雨パ(ニョログドラナット+飛行)の形の確立
・雨の流行に伴いヒードランやや減少
・様々な対雨の模索(晴れナットレイ、ヤミカラス、追い風ハチマキテラキetc.)
・スカーフガブリアスの強さが徐々に認識
・珠サンダー
・オボンローブシン(+トリル)
・バシャーモ in 雨
・モロバレル+パルシェン(トリル型)
・雨、非雨問わずジュエルアクロバットトルネロスがブレイク
・鉄球バンギラス時代
・対積みポケモンとして天然ヌオーに注目
・ナットレイ全盛期

中期前半
・スカーフガブリアス
・モロバレル+パルシェン in 雨
・メガネジバコイル in 雨
・珠ハッサム増加
・珠バシャーモ
・メガネ水ロトム
・竜舞珠カイリュー
・壁ライコウを中心とした壁パの流行り
・壁+オボンローブシン+トリル
・鋼2体構築が増える
・ギャラドス絶滅

中期後半
・ハチマキガブリアス+追い風スイクン
・攻撃、補助分離ブーム
・非雨でのメガネジバコイル
・ヒードラン+モロバレルを中心とした雨以外でのモロバレルの起用
・クレセリア系統の発達
・重力天候考察
・雨、晴れ、霰(砂以外)でのハチマキランドロスの研究
・キュウコン+クレセリア
・珠以外のハッサムの多様化(オボン、飛行ジュエルアクロバット型etc.)
・ハッサム+トリル
・カイリュー、アクロバットハッサムによるローブシンの減少
・カイリュー、ハッサムの汎用化
・補助ラティアス
・壁+太鼓カビゴン+トリル
・火炎玉ローブシン
・メガネサンダー
・ハチマキビリジオン
・ジュエルや爪研ぎなど様々なメタグロスが登場
・鈴ユクシー
・カイリュー増加を受けメガネ流星ラティオス
・ラティオス+ハッサムの増加
・タスキテラキオン
・メガネ電気、メガネ流星ラティオス、ハチマキガブ、カイリュー、ハッサムによる全体的高火力化
・スカーフ竜の多様化(ガブリアスだけでなく、サザンドラ、ボーマンダなど)
・ナットレイは択死するポケモン、という認識が広まる
・それを受けハチマキナットレイが流行る
・シャンデラの全体的な浸透(拘り、タスキトリル、残飯小さくなる)
・ハチマキバンギラス
・ドサイドン
・珠ユキノオー
・カイリューやパルシェンを積む段階で倒すor機能停止にする方法が次々に考案
・カイリュー、ハッサム、パルシェンが3大積みポケモンと呼ばれるように
・3大積みポケに加え急増したスカーフガブリアスにも戦えるヒードランが大人気

後期前半
・スカーフカイリキーの流行
・トリルハチマキカイリキーの暗躍
・ハチマキメタグロス+トリル
・ハチマキメタグロスのメインはアームハンマーという認識が広まる
・溶けるブルンゲル
・瞑想クレセリア
・タスキ以外のテラキオンもかなり使われるように(ジュエル、ハチマキetc.)
・図太いボルトロス
・珠ライコウ in 雨
・ローブシンが減ったことを受けてバンギラスが徐々に数を伸ばす
・バンギラス増加に伴いバンギドリュウズ考察もそこかしこで行われる
・粉ヒードラン
・トルネロスの数が落ち着いてくる

後期後半
・電気電磁波無効で味方への電気電磁波も軽減できるサンダースへの注目
・非拘り水ロトムの見直し
・雨パの更なる研究
・ガマゲロゲ型雨パ
・鈍いナットレイ
・タスキ剣舞バシャーモ
・意地っ張りジュエルバシャーモ
・高速積みポケモン(カイリュー、パルシェン、バシャーモ)という括りの確立
・耐久積みポケモン(ブルンゲル、クレセリア、ナットレイ)という括りの確立
・コバルオン開拓
・ドラゴンを半減するドラゴン、ハバンカイリューの登場
・メガネボルトロス
・ボルトロスの全体的増加(やや数が落ち着いたトルネロスと同程度になる)
・大雑把に雨、霰、砂、無天候ガブ入りの4大勢力


以上。
当然ながら私の目から見たローテの環境変遷であるので、一般の見解と若干の齟齬はあるかもしれないが、大筋は外していないだろうと考えている。
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ポケモンが好きで主に対戦を考察する。
東京大学ゲーム研究会(TGA)所属。
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