アニメ好きでもゲーム好きでもない、純粋なポケモン好きによるポケモン対戦中心の雑記。コメント返信は遅め。

BW2ローテ概観

私がBW2でローテーションバトルをする上で受けた印象について説明する。

まず、大雑把なランクから。


S(汎用性が極めて高く、相手としても意識的に対策する必要がある)
バンギラス、カイリュー、メタグロス、ラティオス、ガブリアス、クレセリア、霊獣ボルトロス、ドリュウズ、ナットレイ、ブルンゲル

A(構築のパーツとしてしばしば有用で、一部の相手は意識的に対策すべき)
ニョロトノ、ユキノオー、ボーマンダ、ラティアス、ヒードラン、ランドロス、サンダー、ファイヤー、ライコウ、スイクン、ユクシー、コバルオン、テラキオン、ビリジオン、トルネロス、化身ボルトロス、トゲキッス、キングドラ、ジバコイル、バシャーモ、パルシェン、サンダース、水ロトム、シャンデラ、カイリキー、ドータクン、ローブシン、ハッサム、シュバルゴ、モロバレル、キノガッサ

B(自然に構築に入る事は稀だが、意識的に入れるようにすればマトモに組める)
カバルドン、キュウコン、サザンドラ、ギャラドス、カビゴン、オノノクス、マンムー、フシギバナ、ジャローダ、シャワーズ、スターミー、炎ロトム、草ロトム、ポリゴン2、メガヤンマ、ガマゲロゲ、ゴルーグ、エルフーン、ヒヒダルマ、ランターン、サマヨール、ラッキー、ヌオー、ガラガラ、ココドラetc.

C
その他


かなりざっくり。

同ランク内の順番は、
 自動天候変化 or not→種族値合計→図鑑ナンバー
の順で整理。とても見栄えが良い。

Sについては全員解説、Aについては、まだ認識が甘いと思われる部分を中心に、一部取り出して解説することにする。

以下解説。

◯バンギラス

・使い方

高種族値の自動天候変化役で、砂嵐下でDが1.5倍になる。種族値バランスも隙が無く、覚える技も豊富と、文句のつけようがないポケモン。

雨パと戦う上で、初手から天候を握るのは非常に大事なことであるので、Sを落としたバンギラスを特に評価している。
中でも、タスキ特殊型がかなり使い易い。まず、タスキを持たせる時点で、タスキとゴツメ、鉄の刺、鮫肌でタスキが削られない特殊型が合う。それだけでなく、ナットレイを大文字で即倒すことができるので、(バンギラス以外の)ナットレイへの打点を失ってしまってもリカバリーが効くという点が重要になる。
また、溶けるブルンゲル、鬼火ブルンゲルに対して詰まされにくくなる点も見逃せない。物理アタッカーを多めに採用する場合に採用できる。Sを落とす以上、鬼火ブルンゲル、溶けるブルンゲルは警戒しないといけないので、その意味で理に適っている。

タスキを持たせない使い方としては、ハチマキ、悪のジュエル、黒い眼鏡など、なにかしら悪技を強化する持ち物を持たせたいと考えている。
物理型で使うなら、噛み砕く/ストーンエッジor岩なだれ/冷凍パンチ/大文字 というように、大文字を持たせておくと、対ナットレイで困りにくくなるだろう。その場合、どこまでCに割くかは各人に任せる事とする。

基本となる型はこの2種だと考えている。トリル役としてブルンゲルを採用すると、ブルンゲル、バンギラスがどちらもカイリューの竜舞珠(ジュエル)逆鱗で倒れてしまうため、ブルンゲル採用時にはできればタスキを持たせたいと考えている。

組ませたいポケモンとしては、やはり格闘と鋼に強めなポケモンが望ましい。その意味では、ボルトロスやファイヤーと相性が良い。

・対策

弱点は、格闘、地面、水、鋼、虫、草と多め。しかし、特殊水の場合、D1.5倍のため火力がイマイチだとハチマキ噛み砕くなどで普通に押し切られてしまう他、一部の鋼は大文字で焼かれてしまったり、ヒードランはそもそもバンギラスが苦手だったりという事情がある。
これらの事情を踏まえた上で、バンギラスを明確に対策できるのが、メタグロス、ドリュウズ、水ロトム、各種格闘タイプ、といったところだろう。
メタグロスの安定感は、やはりこういったところで生まれる。特殊耐久にしっかり振っておけば、大文字でもそこまで大きなダメージにはならない。


◯カイリュー

・使い方

竜舞/逆鱗/ドラゴンクロー/神速@珠orドラゴンジュエル
意地っ張り AS
が基本。場合に依っては、逆鱗orドラゴンクローを、瓦割りや地震に変えて運用。
舞ったあと、先制技で縛られるところまで削られても、神速で更に上から殴れるという強みがある。その意味で、神速は切れない技。
神速のお蔭で行動保証が効き易いというのがやはり最大の特徴だろう。
強化アイテムを持たせると、竜舞逆鱗で異常な程の火力が発揮される。ハバンやラムを持たせて舞に保険をかける動きもある。

使い方としては、比較的無天候で運用される場合が多い。雨(特に非すいすい型)や霰で使われる場合も多い。サポートとして、ラティオスのメガネ流星を受けても耐えて舞える光の壁や、バンギラスのハチマキエッジを受けても耐えるようになるリフレクター、麻痺火傷眠りを受けても回復できる癒しの鈴などと組ませて使われる事が多い。

相性の良い相方は、鋼であるが故に耐性面での相性が良く、同時に鋼への打点持っているがために攻撃面でも相性が良いポケモン、すなわちハチマキメタグロス(アームハンマー)、ヒードラン、コバルオン、ドリュウズ、ジバコイル辺りである。壁や癒しの鈴での補助としては、ライコウ(リフレクター、光の壁)、サンダース(光の壁、癒しの鈴)が優秀。

無天候で主に使われると言っても、悪天候下において、積み際にタスキをタテにしない分悪天候下での積みポケモンとして採用し易い、というメリットを買われて採用されることは多い。
霰ではカイリュー、砂ではジュエルアクロバットハッサムといった棲み分けが大雑把になされている。

・対策

やはり、鋼を入れる事が望ましい。竜舞珠(ジュエル)逆鱗の火力は圧倒的であり、図太いHBブルンゲル程度は軽く倒されてしまう。
そのため、鋼を多く採用し、安易に逆鱗を撃たせない構築作りをしたい。ローテにおいて鋼2枚構築が一般的となったのも、このポケモンの影響が大きいだろう。

他では、タスキ、スカーフを用意する。スカーフは、舞ったカイリューより速く、カイリューに一定以上の打点を持てるポケモンに入れる事で、カイリューストッパーとなる。タスキも同様で、できればカイリューに打点があるポケモンに持たせたいと考えている。
タスキ、スカーフが重要アイテムとなっているのもカイリューの影響が極めて大きく、やはりこのポケモンがローテ界に与えた影響は測り知れない。
他では、氷の礫を覚えたポケモンや、舞った意地っ張りカイリューよりも速いサンダースで、逆鱗にリスクを負わせる事が出来る。

トリル役も、トリル依存度が高い場合は、ブルンゲルではなく、ユクシーやクレセリア、サマヨールといった、カイリューの舞ジュエル逆鱗耐えができるポケモンにすることが望ましい。

これを踏まえ、最もカイリューに厚い部類の構築は、
 鋼2体+タスキ持ち+スカーフ持ち+クレセリアorユクシーorサマヨール+1
という、竜舞ジュエル逆鱗を6体中5体が耐える形となるだろう。勿論、ここまでする必要はなく、3、4体程度でも十分構築として機能する。


◯メタグロス

・使い方

大雑把にわけると、火力重視型と危険物処理型の2種。

火力重視型は、ハチマキが大本命で、ジュエルなどのその他火力強化アイテムも普通に候補。優秀な耐性を盾に、攻撃回数を稼いで相手を削る。特に、思念の頭突き、アームハンマー、コメットパンチ、の3ウェポンが優秀で、範囲と耐性の関係まで見てそのいずれもに耐性のある選出をすることは困難極まり無い。相当に選出段階で圧力をかけてくるポケモン。
メタグロス同士が思念でかち合う光景は定番。
ハチマキの場合、トリックルームを絡める事で真価を発揮するだろう。
構成としては
 思念の頭突き/コメットパンチ/アームハンマー/冷凍パンチ@ハチマキ
が恐らく最安定で、配分としては、
 意地っ張り 175-183-151-x-142-91
とすると、C161キングドラ雨珠ハイドロ耐え(14/16)、A200ガブリアス地震耐え(14/16)、Cにあまり割いてないヒードランの大文字耐え、コメットor冷凍パンチでラティオス1発、A200ガブリアスの逆鱗耐え調整ボルトロスを冷凍パンチ1発&コメットパンチ2発、アームハンマーで耐久無振りヒードラン1発、ガブリアスやH振りハッサムをアームハンマー2発、カイリューをマルスケ込み思念2発、CSメガネラティオスとアームハンマーvs竜波動で撃ち合った場合に勝てる調整(メガネ波動×3耐え&アムハン3発撃破)、となり、ハチマキメタグロスの回し方との整合性が取れるのでお薦めできる。

危険物処理型は、火力は落ちるものの、行動回数に保証を付け、特定の相手への処理を確固たるものとした型。ラム、スカーフ、オボン、半減実といったところ。
ラムならモロバレル、キノガッサ辺りにも強気に動く事ができる。スカーフなら、ドラゴンをその他のポケモンごとまとめて上から殴ることができ、ドラゴンと高速格闘で鋼の過労死処理を狙う相手に刺さる。
半減実は、対ガブリアス、ドリュウズで行動保証が効くシュカと、対ヒードランで行動保証が効くオッカを持って動く。

・対策

3種のウェポンがあるため、対策は容易ではない。3種のウェポンのうち2種に耐性があるポケモンを多く採用し、構築全体で見ていく事が大事になるだろう。
例えば、ブルンゲルやクレセリアは、それぞれ思念、コメットパンチしか技を通さない点で、選出を縛られにくい。前者は溶ける、後者はリフレクターがあればより安定した動きが可能になる。

他では、等倍高火力の技を搭載すること。生半可な技では削れないので、等倍で高火力となるものを採用したい。代表格がメガネ水ロトムで、水、電気共に威力が高い。半減でもゴッソリ削られるコメットを1/4にする点でも偉い。
メタグロスがBW2環境で順風な理由としては、型破りドリュウズや霊獣ボルトロスなどの電気無効のポケモンを簡単に起用できるようになったため、メガネ電気が数を減らしたから、というものがある。水ロトムは、型破りドリュウズこそ逆風だが、霊獣ボルトロスを見てもハイドロを撃てるポケモンなので、まだ活躍は出来るだろう。
他では、等倍高火力で削るポケモンとしては、シュバルゴも挙げられるだろう。メタグロスとの撃ち合いに比較的強い部類の鋼ではあるので、そういう方面での採用理由もある。また、雨パも等倍高火力で殴る事が出来る。若干怪しいかもしれないけど、トリル+メガネシャンデラみたいなのでもある程度見れるだろう。
格闘も等倍で殴れるが、格闘でメタグロスと撃ち合えるポケモンは少ないのが難点である。

あとは、当然ながら弱点を突く、ということ。弱点を突けるのは炎、地面で、そのうち有力なのは、ヒードランとドリュウズ。ドリュウズは、型破りを得たため、地面技の一貫性が格段に増している。

ゴツゴツメットによる削りを交えるという方法も非常に有効である。


◯ラティオス

・使い方

やたら優秀な耐性で異様に速いドラゴンタイプ。
カイリキーにも強い。

使い方としては、素の火力の竜波動でガブリアスを倒せない事から、火力強化アイテムを持たせたものが使い易い。

耐性が優秀だというのが最大のメリットなので、メタグロス、ヒードラン、ジバコイル、コバルオンといった鋼連中を見ながら竜技の実質一貫を狙っていく。その意味では、鋼で受けられながら削られて過労死し易い、ということでもあるので、最も過労死しにくいアイテムである拘りメガネが優秀。
相手の鋼を過労死させる、という意味でも、珠と違い自分の耐久を削らず過労死しにくい、という意味でも拘りメガネが一番合うと考えている。

基本は、
 竜波動/流星群/サイコキネシスorサイコショック/波乗り@メガネ
で、場合に依ってはトリックや10万ボルトor雷を入れても良いだろう。波乗りは、バンギラスやボルトロス+鋼などの並びにしばしば撃てるメインウェポン。

珠で使う場合は、過労死を防ぎ易くなる技である瞑想を搭載するのが良いというのが持論。
 竜波動/サイコショックorサイコキネシス/流星or波乗りor草結び/瞑想@珠
といったところ。

・対策

対策方法は主に、
1、鋼(+バンギラス)
2、速いポケモン、スカーフ、積みで上から殴る
3、(ラティより速いポケモンで)光の壁
4、高耐久で打点不足に陥らせる
というところ。

1については、受けて返り討ち、というところ。
先程述べたように、鋼の中でも、鋼の撃ち合いに強い鋼たるヒードラン、メタグロス、ジバコイル、コバルオンは、ラティオスに対する有効打になりにくい場面も多いが、ヒードランは竜波動、メタグロスはコメットパンチ、冷凍パンチというように、サブに有効打が存在する。
場合に依ってはこれらの技を撃つことで、ラティオスを追い込む事は十分可能。また、そのヒードランやメタグロスに、オボンや残飯といった過労死を防ぐアイテムを持たせれば盤石。
他では、ハッサム、シュバルゴ、型破りドリュウズといった、普通に有効打点を持つ鋼でも可能。

2について、速いポケモンとはトルネロスや化身ボルトロス辺り。雨のキングドラもその系統だろう。積んで殴るポケモンは、カイリュー、パルシェン、バシャーモ。カイリューは流星で落ち、パルシェン、バシャーモは砂嵐だとタスキ貫通するので注意。スカーフについては特に言うまでもないだろう

3については、鉄板となるのがライコウとサンダース。他では、ジャローダやスターミーなども条件を満たす。

4については、クレセリアや、特殊耐久に厚いブルンゲル、ラッキーなど、再生回復が追いつくポケモンで止める、というもの。打点不足になり易く、瞑想の起点になったりラティオスの隣の積みポケモンの起点となったりすることも多いので注意が必要。
あまり確実な方法ではなく、最後のワンチャン程度に思っておく。


◯ガブリアス

・使い方

使い方は色々あるが、大きくわければ、
1、スカーフ、タスキの単体でも動ける型
2、ハチマキ、珠で追い風補助から動く型
3、砂ガブ
の3系統。

3については、身代わり搭載の粉とか珠でバンギラスを一緒に入れ、隣で電磁波撒きながら、といったところ。

1についてだが、同系統とはしたものの、スカーフ、タスキで使い方はまったく違う。スカーフは高速低耐久を軒並上から叩いていく型で、タスキは、高速にも1:1交換できて、低速高耐久や鋼には剣舞から制圧したり地震を合わせたりするというもの。
高速相手への立ち回りを格段に楽にするスカーフガブリアスは、汎用性が高く、様々な構築に入る。
タスキガブリアスは、低速にも高速にも一定以上戦えるのだが、Sが半端で、剣舞しないと火力も半端という中途半端なポケモンになりかねないので、簡単ではない。単体でも動けるとしたが、追い風と合わせても良いだろう。

2の追い風と合わせるパターンについて、追い風役としてはスイクンが一番知られているだろう。氷耐性があって行動保証も十分になされている追い風役は、やはりスイクンが適任というわけだ。
鋼に対してもハチマキ逆鱗でゴリ押しが利くため、低速相手への制圧力が非常に高く、追い風と合わせる事で高速相手もまとめて制圧していく、といった立ち位置になる。追い風を合わせなくとも強いが、追い風と併せるともっと強い。

・対策

対策方法は、スカーフ、ハチマキ、タスキ、砂ガブでかなり異なるところとなり、容易ではない。

まず、スカーフについてだが、これは低速高耐久や鋼である程度抑えが利く。例えばハッサムはスカーフガブリアスを起点にし易い。クレセリアも、ガブリアスの攻撃を余裕を持って耐えながら場を整える性能がある。
とにかく、全体的に耐久高めで、鋼と浮いたポケモンを同時に出しておけば、まず苦労はしない。

ハチマキについてだが、こいつは鋼相手も逆鱗でゴリ押しでき、低速相手への掃除性能が極めて高い。例えばH振り程度のハッサムやCSヒードランは、意地っ張りガブリアスの逆鱗2発で倒れてしまう。
そのため、スカーフガブリアス時に通用していた低速高耐久の鋼+浮いたポケモンという組み合わせでの対処がまったく通用しない。
逆に、ラティオスは上から一撃で倒せるため、対ハチマキガブリアス性能に優れている。他でも、ガブリアスより速いポケモン(スカーフ含む)をある程度入れておけばかなり抑えが利く。しかし、ラティオスや大抵のスカーフ持ちはスカーフガブリアスに狩られてしまう。
ハチマキコバルオンやスカーフドリュウズは、鋼でありながらガブリアスより速く、いずれもガブリアスをメイン技(聖剣、地震)で2発なので、ハチマキ、スカーフどちらの場合についても抑えが利くだろう。また、パルシェン、雨キングドラは、どちらの場合についても対処できている。

さて、それ以外の非拘りガブリアスだが、基本的にはガブリアスより遅いポケモンだと撃ち分け次第で制圧されかねない。
鋼としては、剣舞地震を耐えるナットレイやシュカメタグロスが安定し易い。ナットレイはハチマキ逆鱗も2発耐えることから、ナットレイとシュカメタグロスには、ハチマキガブリアスを返り討ちにする性能もあることに注目したい。勿論スカーフガブリアスにも強い。
ハチマキガブリアス同様、ガブリアスより速いポケモンでの対策は有効だが、スカーフドリュウズ、雨キングドラ、ラティオスは、(タスキで)耐えて返り討ちに合う可能性まで考えると、容易には動けない。コバルオンは無振りでもガブリアスの地震を耐える。

最後に砂ガブリアスだが、これはガブリアスより遅いポケモンが起点にされるため、ナットレイやシュカメタグロスも怪しくなるだろう。砂と電磁波により、パルシェンですら覚束なくなるのが怖い。
やはり、砂ガブリアスを見るには、ガブリアスより速いポケモンが一番良いであろう。ガブリアスより速く、ガブリアスの処理が早いラティオス、スカーフドラゴンなどは、対策として有効。電磁波無効で、身代わりに対してもダブチョがあるスカーフガブリアスがなかなか優秀。バンギラスにも普通に強いコバルオンはまたしても優秀。スカーフドリュウズは、電磁波無効な上型破りで砂隠れ無効にするのが偉い。また、礫やハッサムのバレットなど強力な先制技を用意し、身代わりの回数を制限してやるのも有効。

このように対策方法が異なり厄介だが、ガブリアス最大の弱点は耐性が乏しい点にあるので、構築単位で連係で処理できるように組めば(耐性が乏しいので連係して処理するパターンを複数通り作れる)問題無く処理できる。
その意味では、ガブリアスを半分以上削れるかどうかが、攻撃役として重要なポイントとなる。


◯クレセリア

・使い方

様々な使い方が想定されるだろう。主に、
1、トリル中心
2、凍える風中心
3、瞑想型
の3つ。アイテムとしれは削りまで見れるゴツゴツメットが優秀だが、トリル役として使う場合は、オボンを持たせて2回トリルを張り易くするというのも考えられる。

配分方針としては、まず確定したいのが、A204カイリューの竜舞ジュエル逆鱗耐えとC216シャンデラのメガネシャドーボール耐えで、余った部分の配分方針は型に依ってバラける。

凍える風型はS−1ガブリアス抜きまでは確保する。それ以上どこまで振るかは要相談。C110くらいまで上げると、ガブリアスを凍える風2発で倒せるようになる。
一例としては、
 図太い 223-x-165-110-155-113
で、上記の調整すべて満たし、HPは16n−1となる。

瞑想型は、水ロトムなどに先制で瞑想を積みたいかどうかもSに関係してくるだろう。
使うなら、Cにある程度割き、瞑想後に火力での押しが利くようにしておきたいと考えている。つまりは控えめHCベース。瞑想スイクンを控えめで使うのと同じ原理である。
カイリューの舞ジュエル逆鱗は耐えなくなるが、耐えてトリルを張る使い方ではないので問題ないだろう。

トリル中心の場合はまた話が変わってきて、オボンを持たせて2回以上のトリルを狙う場合は、雨パを意識した特殊耐久を目指したい。つまり、キングドラの雨珠ハイドロをオボン込みで2回耐えてくれると嬉しい、という訳である。
それを満たす配分が、
 穏やか 226-x-161-96-178-106
で、C161キングドラの雨珠ハイドロを2回耐えと、A204カイリューの竜舞ジュエル逆鱗耐えができる。HPは2n調整で、前歯でオボンが発動するようにした他、臆病珠キングドラの雨ハイドロでオボンが発動する確率を上げている(14/16)。

・対策

弱点が少ないので、突破は容易ではない。対応策としては、
1、抜群を突く
2、積んで攻撃
3、一定以上の火力技で畳み掛ける(+天候変化や定数ダメージ)
4、一撃技
といったところだろう。

1については、虫、ゴースト、悪で弱点を突くということ。具体的には、ハッサム、シュバルゴ、シャンデラ、バンギラスが候補。火力強化アイテムを持たせるとより楽になる。
2は、主にカイリュー、パルシェン、ハッサムなど。瞑想スイクンや瞑想珠ラティオスなどもある程度有効。
3については、恐らく最も手っ取り早い対処だと思われる。クレセリアといっても、ACが高いポケモンのメガネやハチマキ火力技を耐え切れる訳ではなく、メガネ水ロトムのハイドロ、メガネヒードランの大文字などで押し切られてしまう。例え半分削れない技であっても連打することで月光以外の技が使いにくい状況となる。ブルンゲルと違って呪われがないため、PPの少ない月光を連打している状況ではクレセリア側が不利。天候変化(月光の回復量を抑える)と定数ダメージ(宿り木、火傷など)を入れてやれば、クレセリア側はジリ貧になる。
4については何も言うまい。


◯霊獣ボルトロス

・使い方

無効:電気、地面
半減:格闘、飛行、虫、草、鋼
と耐性が優秀。
これだけならAランク止まりだが、浮遊系の電気が軒並型破りドリュウズの脅威に晒される中、ドリュウズに耐性がある電気として評価を上げた。飛行タイプ自体の需要が伸びているので、霊獣ボルトロスもそれに乗っかる形となった。
電気/飛行の中でも、電気を無効にするという点でやはり1歩抜きん出るだろう。

霊獣ボルトロスとしては、ガブリアスやラティオスより遅い事がやはりネックになるので、これらの相手に優位に立てるポケモンと組みたい。
その意味では、鋼との相性が良好で、中でもメタグロスは岩、氷に耐性を持った鋼でラティオスも撃ち合えるので組み易い。

型としては、
 10万/めざ氷/気合球/草結び、身代わりなど@オボン、帯、磁石、メガネetc.
として使う。配分については諸説あるだろうが、耐久値をH175-B94-D100としておくと、A205グロスのハチマキ思念、A205グロスの冷凍+バレット、ラティオスメガネ波動+天候ダメ、シャンデラ大文字を耐える。
以下、“調整ボルトロス”と言った場合には、この程度の耐久のボルトロスを想定する事にする。

・対策

やはりまずはドラゴン。特にラティオスは霊獣ボルトロスの攻撃で一撃死せず、霊獣ボルトロス+鋼の並びにメガネ波乗りを撃ち込むという事まで考えられる。
あとは、容易に一貫させない並びを作って過労死を狙うという事を意識する。

それ以外では、カイリュー、パルシェン、ニョログドラで上から殴るのは非常に明快である。クレセリアなどの高耐久で詰ませる筋もあるが、悪巧みが入っている可能性を考えれば安定しない。
バンギラスは一見相性が良さそうだが、気合球で倒されかねないので、しっかり見るならタスキなどを持ちたい。

鋼の中では、気合球が通らず思念や冷凍パンチで殴れるメタグロスが、対霊獣ボルトロス性能で他の追随を許さない。


◯ドリュウズ

・使い方

型破りが登場し強化された。
使い方としては主に3通りで、スカーフ型破り、ハチマキ型破り、砂かきである。

高速との関係を覆すスカーフ、低速苛めのハチマキといったところだが、型破り登場で砂かきが相対的に強化されたことも注目に値する。

配分は、いずれの場合も陽気AS安定だろう。調整するとしても、
 陽気 186-183-84-x-86-154
A200ガブリアスの逆鱗2耐え、C182メガネラティオスの竜波動2耐え、地震でガブリアス2発、ハチマキ地震でラティオス1発、といったところ。

ナットレイを等倍以上で殴れる広範囲打点は限られていたが、型破り地震が追加されたことが大きく、中でも最もその特徴を活かしているハチマキ型破り型が一番注目されるべきであろう。
ナットレイ、ブルンゲルの並びに電気を撃てたメガネジバコイル同様の使い方ができ、メガネジバコイルの代わりに台頭してくると思われる。

・対策

浮遊では対策にならないので、飛行タイプを用意するのが明快。草や虫で半減することも考えられる。

飛行タイプとしては、カイリュー、ボルトロス、ボーマンダ、ランドロス、サンダー、ファイヤー、トルネロス、トゲキッスなど。
草では、ビリジオン、キノガッサがメインで殴る事が出来る。

また、耐えてから倒せるローブシンやシュカメタグロスなども普通に候補。火炎玉ローブシンは、A211根性マッハパンチで無振りドリュウズ1発になる点でも評価される。

ローテで飛行タイプの占めるウェイトが重くなったのはこいつのせい。


◯ナットレイ

・使い方

鋼のくせに水と電気が通らず、耐久も高いので、処理が極めて困難なポケモン。その上宿り木があるため、過労死も狙いにくいと言う困難極まり無いポケモン。
使い方としては、その特徴を存分に活かす宿り木残飯型がメインで、他では鈍い眠る型、ハチマキなどといったところ。

宿り木残飯型は、
 宿り木/身代わりor守る/パワーウィップ/ジャイロボール@食べ残し
というもので、配分はH全振り以外は適当。
基本的には、対雨パ、特にメガネ電気で過労死しにくいように、一定以上の火力を確保した上で生意気で特殊耐久を上げるのが基本。
守るは追い風の時間稼ぎにも使え、身代わりは対トリルで圧倒的な性能を発揮する、といったところ。

電気や水耐性を構築に確保するのは難しく、それを持つ草タイプは技の通りの関係で選出しにくいことが多いが、ナットレイは耐性優秀な上宿り木メインで選出し易いという点で、極めて評価が高い。

・対策

先に述べた通り、対策が極めて難しい。等倍以上で通る技で殴って突破を狙いたい。

等倍以上で通るのは、格闘、炎、地面、飛行、氷、虫である。
耐久が非常に高く、等倍では大して削れないので、等倍の場合は技としては火力の高いものを用意したい。
よって、対ナットレイ戦線としては、格闘タイプ全般、ハチマキメタグロス、ヒードラン、ハチマキ型破りドリュウズ、ファイヤー、ハッサム、シュバルゴといったところが挙げられる。

ローテにおいて、耐性豊富な鋼を処理することは大命題であり、中でも宿り木とひときわ高い耐久を持ち過労死しにくいナットレイをどう突破するかは、プレイヤーの技量が問われるところであろう。


◯ブルンゲル

・使い方

高めの耐久と優秀な耐性を持っている。強力な技であるトリックルームをメインに立ち回るのが最も強力で使い易いだろう。
あわよくば再生連打による詰みを狙えるところも偉く、呪われがある為にブルンゲルを半分弱削る程度の技と再生の撃ち合いになった場合はこちらに有利がついてしまうというのが恐ろしいところ。

構成としては
 再生/トリックルーム/熱湯or波乗り/溶けるor鬼火@ソクノ
がやはり安定。選択技は、熱湯+溶ける か 波乗り+鬼火 を推奨。図太いHB。Dに割く事も考えられるが、ナットレイのパワーウィップくらいは耐えて欲しいところ。溶けるブルンゲルの場合、せっかく溶けるを積んでも、Bにあまり振っていないとA上昇積みポケとの積み合いに勝てなくなってしまうので本末転倒である。

溶けるや鬼火の代わりに、神秘の守り、霰、怪しい光、シャドーボールといった技を入れる場合もある。

・対策

呪われボディのせいで、突破がかなり難しくなっている。
ハチマキ、メガネを持たせて(ドリュウズ、ラティオス)突破を見る事もできるが、やはり呪われが怖い。また、カイリューやハッサムで積んで殴るということも考えられるが、溶けるや鬼火が厄介と、非常に難しい。

ハチマキメガネによる等倍ゴリ押しも重要だが、等倍ゴリ押しだけでは呪われに足下すくわれるので、抜群な技を用意しておきたい。

よって、候補となるのは、電気全般、ナットレイ、バンギラス、シャンデラといったところ。
バンギラスは、特殊型であれば溶けるや鬼火の影響を受けにくい。ナットレイは、鬼火が怖いが、宿り木さえ入れてしまえば処理がかなり楽になる。鬼火についても保険を利かせたい場合は身代わりを搭載すると良いだろう。
呪い眠る型は、ブルンゲルとのタイマンを見据えれば当然有効だが、ローテはタイマン対決ではないので、処理までに時間がかかるという点はマイナス。
他では、瞑想シャドーボールスイクンや零度スイクンさり気なく有力候補。

クレセリアと違い耐久は低いが、逆に再生呪われがあるため、過労死を狙った処理が通用しにくいのが厄介である。


◯ファイヤー

・使い方

C種族値125で、一致120技を2種も有する注目株。
炎打点を上から入れられると困る相手は多く、また上からカイリキーを潰せる駒としてもみなせるスカーフが最有力。
 大文字/エアスラッシュ/暴風/めざパor蜻蛉返り@スカーフ
 臆病 CS
といったところだろう。蜻蛉は天候を取る事が重要になる構築で使える。めざパは、氷、格闘辺りが候補だろう。

スカーフ持ちとして、バシャーモからの縛りを受けにくいと言う点も見逃せない。

組み易いポケモンとしては、バンギラスやナットレイ、型破りドリュウズとの相性が光る。
対型破りドリュウズにおいて優秀で、型破りドリュウズとの組み合わせてにおいても優れている。

・対策

対策は存外難しい。ボルトロスは、ちょっと削られると忽ち上から大文字で縛られてしまう。炎を半減するガブリアスやラティオスも、暴風やエアスラッシュ怯みまで考えると安定しない。ブルンゲルも暴風でガッツリ削られてしまう。

最も明快な解答はバンギラスと水ロトム。ファイヤーのメイン技をキッチリ半減し、逆にメイン技で倒す事ができる。
その意味では、ナットレイや型破りドリュウズと並んだ際の処理がやはり面倒臭く、岩なだれ搭載特殊バンギラスはその意味でも強力。
ヒードランはファイヤーナットレイの並びに炎技を撃ち易く、特にメガネを持たせれば、大文字でファイヤーも問答無用で削ってくれる。

また、スカーフ持ちの対策は、そのポケモンよりも速いスカーフ持ちという定番理論を持ち出すなら、やはり陽気スカーフガブリアス、陽気スカーフボーマンダなどを持ち出すのが適切だろう。
対策が存外に難しいポケモンなので、スカーフガブリアスを陽気で採用する強力な理由となる。


◯コバルオン

・使い方

対ガブリアス性能が非常に高く、速いポケモンとしては珍しく対ハッサム、対パルシェン性能も高いという大変珍しいポケモン。更には、鋼でありながらヒードランに強いという性能もあり、非常に優秀なポケモンである。
種族値も、無振りでちょうどガブリアスの地震を耐えて美しく、Bに4振れば陽気ドリュウズの地震も15/16で耐える事ができる。

ヒードランを倒すのには火力が足りないため、火力強化アイテムを持たせるのが一番良い。特に、ハチマキを持たせると聖剣でガブリアスが2発になり、インファイトでテラキオンのインファイト耐えナットレイまで1発になる(H振りヒードランも当然インファイト1発)。

よって、型としては、
 聖剣/インファイト/ストーンエッジ/アイアンヘッド@ハチマキ

 聖剣/インファイト/ストーンエッジ/リフレクター@格闘ジュエル
というのをメインで使うのが安定して強い。
ハチマキは説明した通りで、ジュエルについては、ジュエル聖剣+インファイトでガブリアスを倒せることが重要なポイント。リフレクターは、カイリューのドラゴン技に耐性のあるポケモンが持つことで真価を発揮する技で、その意味では素早いくせにカイリュー耐性があるコバルオンは自然な使い手と言える。
ハチマキで格闘技に拘ると対カイリュー性能が落ちるので、場合に依ってはジュエルで採用して対カイリュー性能を上げる事も重要となる。
配分は陽気AS残りBが基本でいい。

・対策

対策と言っても、高速格闘に対する処理は大差無く、
1、耐性持ち高速ポケモンで等倍以上の技で殴る(ラティオス、スカーフファイヤー、スカーフトゲキッス、化身ボルトロス、舞カイリュー、ボーマンダ、トルネロスetc.)
2、撃ち合いで勝てる低速ポケモンで殴る(メタグロス、霊獣ボルトロス、ランドロス、サンダー、シャンデラetc.)
3、耐性持ちでトリル(クレセリア、ブルンゲル、ユクシーetc.)
4、耐性持ちでクッション(モロバレル)
5、すいすい雨パ(ニョログドラ)
といったのが大体共通で、格闘の種類によってはこれらの一部が通用しない。

例えばコバルオンには、カイリューやボーマンダでの制圧が通用しにくくなっている。また、他の格闘と違い、弱点を貰っての即死をしにくいのもポイント。
テラキオンならエッジのお蔭で飛行相手には軒並強くなる。
ビリジオンなら、ブルンゲルにも打点を持てるほか、雨パで処理できない。
カイリキーなら、低速での処理はしにくくなる。
バシャーモは、雨パが怪しくなる。
といったところ。


◯ビリジオン

・使い方

コバルオンと大体同じ立ち位置。こちらは特殊耐久が高く、H4振りだけでメガネラティオスの流星を14/16で耐える。もう少し耐久を伸ばしても良い。

草でありながらヒードランを上から殴れるというところがやはり強く、また、強力なドリュウズに自然に強い点でも評価できる。
水耐性があるポケモンの中では珍しくナットレイに強いというところも、ナットレイ入りの雨パを想定すると嬉しい性能である。

型としては、コバルオン同様、陽気AS基調の
 聖剣/インファイト/リーフブレード/ストーンエッジ@ハチマキ

 聖剣/インファイト/リーフブレード/日本晴れ@格闘ジュエル
が基本と見ていい。

・対策

コバルオンの項参照。


◯トゲキッス

・使い方

やはりスカーフが最有力候補。ファイヤーと似た種のポケモンだが、こちらは対パルシェン性能が高い。その代わり、火力とメインウェポンが減っている。

構成としては
 エアスラッシュ/トリック/追い風/癒しの鈴@スカーフ
が強力で、攻撃技はどうせほぼエアスラッシュしか撃たないのでエアスラッシュのみにし、補助技を追加することで勝ち筋を豊かにしてある。
後発で採用すると、エアスラッシュ連打以外にも、鈴で積みポケモンの状態異常を回復して全抜き、追い風で素早さを上げてその他の攻撃役で一掃といった勝ち筋を狙えるのが強力。

配分としては、素直に臆病CSでも良いが、
 臆病 182-x-116-150-136-145
というように、最速確保、ラティオスのメガネ流星高乱数耐え、キングドラの雨珠ハイドロ高乱数耐え、A200ガブリアスのダブチョ×2耐え、珠ハッサムのバレットパンチ×2耐え、エアスラッシュでガブラティ3発、というように調整しても良い。

相性が良いポケモンとしては、残飯ナットレイ、ハチマキドリュウズ辺り。
特に、残飯ナットレイが宿り木を撒いたあとに後発からトゲキッスが登場すると、エアスラッシュで怯ませながら回復してくるため、突破が難しくなる。半減でも突破されかねない。

・対策

最も明快なのは、トゲキッスよりも速いスカーフを用意すること。半減を用意しただけでは正直怪しいものがある。
トゲキッスよりも速いスカーフ持ちとして、例えば先に述べたファイヤーは、トゲキッスと隣の鋼をまとめて倒せるため強力。

スカーフ以外の対策方法としては、やはり構築全体で半減を多く用意すること。その上で、電気、鋼は大事になってくる。
また、Dに厚めの残飯ナットレイで、トゲキッスのエアスラを受けながら宿り木を入れれば、トゲキッスでの連打が成立しにくくなる。ブルンゲルで呪われに期待するなども有効。
トゲキッスより速いスカーフを中心に、構築全体で耐性を用意したい。


◯パルシェン

・使い方

タスキ殻破りのほぼ1択だが、スキルリンク物理と防塵特殊の2種居る。スカーフも一応選択肢に入らない事はないと言っておく。

メインとなるのは、高火力連続技たる氷柱針の性能を活かしたスキルリンク物理だが、パルシェンの処理をバンギラスで見がちな構築に防塵特殊が刺さる。水技の通りも良いので、無視してはいけない要素。

技構成は、
 殻を破る/氷柱針/氷の礫/ロックブラスト@タスキ(スキルリンク)

 殻を破る/ハイドロポンプ/氷の礫/冷凍ビーム@タスキ(防塵)
が基本。破った際に削られて相手の先制技で縛られても、氷の礫で普通に動ける点が強い。Aに4振れば破り礫でガブリアスを落とせる点もポイント。

できれば無償で殻を破りたく、その意味でモロバレルと相性が良い。モロバレルがトリルによる切り返しに対する保険になるという意味でも優秀。

・対策

破っただけで様々なポケモンが縛られるので厄介。
ポイントとしては2点
1、破り後に縛られないポケモンを多く用意
2、破らせないor破り時に状態異常
ということである。

1点目については、やはり鋼が偉い。特に、メタグロスは、特殊耐久にしっかり振っておけば破りハイドロも耐えてくれる。高耐久水タイプも全般的に偉い。具体的には、ブルンゲル、スイクン、水ロトム、エンペルトといった面々である。
他では、ニョログドラやバンギドリュウズなど、そもそも破ったパルシェンより速いポケモンを用意しておくのも有効。
あと、氷の礫で有効打を貰わないポケモンの先制技も重要。具体的には、ハッサム、カイリュー、ローブシンといったところである。
また、トリックルームで切り返すということも大切。モロバレルが居ると面倒だが、そうでない場合は非常に強力な勝ち筋となる。ブルンゲルやオボンクレセリアは特に安定する。

2点目については、満たせるポケモンはかなり少ないが、例えばバンギラスで砂嵐にすれば、破り時にタスキ発動まで削る事で、スキルリンク型はそのまま落ちてくれる。トゲキッスで怯ませたり、カイリキーで混乱させるのも有効。
やや怪しいが、破り時にタネマシンガンやロックブラストをぶち当ててそのままタスキを貫通させて落とすということも考えられる。かなりリスキーだが、挑発で殻破りを止めると言う択もある。
他では、破り時に眠り、火傷、麻痺を負わせたり、アンコールをかけるといったことも考えられる。
これらの嫌がらせを駆使して、パルシェンの脅威を抑えていくという考え方も非常に重要となる。

カイリューの項では2点目について特に触れなかったが、対カイリュー時にも当然重要なポイントとなることは覚えておきたい。


◯ローブシン

・使い方

オボンビルドと火炎玉がやはりメイン。
主にトリルと合わせて用い、場合に依っては壁も用意する。

オボンなら
 ビルドアップ/ドレインパンチ/マッハパンチ/エッジorしっぺ返し@オボン
がよく使われる。配分は、耐久に多く割く場合も見られるが、私はトリルの限られたターンを最大限に活かせるように勇敢A全振りで使う事が多い。耐久高めのポケモンが削り切れない状況に陥る事は避けたい。HA全振りだと、H>B+Dとなって耐久に無駄が出るので、H206(16n−2で、天候ダメージを抑えつつ怒りの前歯でオボンが発動)程度にしておく。
A全振りだと、ビルド+マッパでドリュウズが倒せたり、ビルド+ドレパン+マッパでガブリアスが落とせたりする。
トリルを絡めないで動く場面を多く想定するなら意地っ張りHDをベースにすると良いだろう。

火炎玉なら
 守る/ドレインパンチ/マッハパンチ/空元気@火炎玉
の構成がかなりお薦めできる。守るではなくビルドアップにすると、爆発力は出るものの、1回ビルドを積むと、その際に削られて相手から縛られ、トリル無しには動けない状態に陥り易い。守るで確実に火炎玉を発動させ、トリル無しで1回攻撃を仕掛けられるようにしたい。
配分は勿論HAベースで、オボン時にビルドを挟んでいた部分のダメージ計算が根性発動でそのまま使える。
空元気は相当な火力を出す事ができ、無振りキングドラ程度まで火炎玉空元気で1発である。無振りラティオスや調整ボルトロスも当然1発で、ラティオスの前で無防備になる必要無く、守る(火炎玉発動)→トリル→空元気でラティオスを縛る事ができる。特に、ラティオスとボルトロスに同時に自然な打点を持てる格闘はこの型のローブシンくらいのものであろう。
守るで確実に火炎玉を発動する事で、モロバレルの前でも無防備にならずに済む。


◯ハッサム

・使い方

ジュエルアクロバット、珠、オボンの3つが主流。

いずれの場合も意地っ張りHAがベースで、勇敢にしてSを下げる事で、対雨でより確実に動けるようにする事も多い(ニョロトノより遅いのでトリルから動き易い)。

構成は、
 剣舞/虫食い/アクロバット/バレットパンチ@飛行ジュエル
 剣舞/虫食い/バレットパンチ/電光石火or瓦割り@珠
といったところ。珠時での石化と瓦割りの選択は、トリル依存度を加味しながら考えると良いだろう。トリルから殴りたい場合は、ヒードランやドリュウズなどに有効打となる瓦割りが活きる。

・対策

耐久があまり高くないので、等倍でそこそこの火力で殴れば大体問題無い。しかし、威力が高いバレットパンチがあるため、バレットパンチで縛られにくいポケモンであることが望ましい。
特に、ドラゴンでバレットパンチ耐性があるポケモンはほぼ居ないので注意。剣舞珠バレットの火力は意地っ張りガブリアスのダブルチョップに相当するので、ガブリアス程度の耐久がないと耐える事ができない。

従って、対ハッサムを見据える上で重要となるポケモンは、ヒードラン、コバルオン、ドリュウズ、ジバコイル、水ロトム、ボルトロス、サンダー、ファイヤーといった辺り。


◯シュバルゴ

・使い方

高火力のメガホーンと、トリル下での先制されにくさが強力なポケモン。メイン技には乏しいが火力が十分あるため、半減程度では受けられない。
虫技を無効化するタイプが居ないというのも嬉しいポイント。

型としては、剣舞とハチマキのほぼ2択、配分は勇敢HAのほぼ1択。

剣舞型の構成は、
 剣舞/メガホーン/シザークロス/身代わり@虫ジュエル
or
 剣舞/メガホーン/シザークロス/アイアンヘッド@玉虫プレート
で安定。メガホーンは命中不安なので、シザークロスは必須級。
特性の虫の知らせも強力で、虫技の威力が跳ね上がる。虫の知らせのフル活用を狙ったのが身代わり搭載虫ジュエル型で、身代わりでHP調整しながら虫の知らせの発動を狙える。身代わり自体、トリルターン稼ぎの守るに対してアドが取れる行動になる。
プレート型は、安定した火力を求めてのもの。特に、積まなくともメガホーンで無振りキングドラがほぼ1発と、圧倒的火力が出る。剣舞を積めば、調整ボルトロスもメガホーン1発になる。プレート型に身代わりを持たせてもいいが、アイアンヘッドの怯みがかなり強力なので、そこまでして身代わりを持たせる必要は無いだろう。

トリル役としては、クレセリア、ブルンゲル辺りが主流。特に、対雨パに盤石の態勢で臨むならオボンクレセリアと組ませるべきだろう。

・対策

単純に虫技を半減するだけでは、対策とは言えない。虫技を1/4にするか、1/2でも非常に防御が高くある必要がある。

代表格は、ヒードラン、コバルオン、ファイヤー、サマヨール、溶けるブルンゲル、ビルドアップローブシンといった辺り。ココドラも、トリル展開を阻止できるという意味で強力。


解説は以上。

お付き合い頂きありがとうございました。
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ポケモンが好きで主に対戦を考察する。
東京大学ゲーム研究会(TGA)所属。
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