アニメ好きでもゲーム好きでもない、純粋なポケモン好きによるポケモン対戦中心の雑記。コメント返信は遅め。

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『東大ゲー研VS京大ポケサー ~天下分け目の戦い~ リターンズ』レポート

私の所属する東京大学ゲーム研究会と、京都大学ポケモンサークルさんとで、学園祭にて対抗戦を行った。

公式サイトはこちら

【序章】

そもそもこの話が出たのは、夏コミで京大ポケサーさんが東京にいらっしゃった時。以前対抗戦を行ってから久しく、また学園祭の時期が同時であるということから、私が持ちかけた。京大ポケサーさんも快諾してくださった。

どのような形式で行うかについては、とりあえずシングル・ダブル・トリプル・ローテーションの4つ行うことは確定だが、人数の多いシングル・ダブルが1戦ずつのみなのは勿体ないというのと、奇数にしないと全体の勝敗がつかない可能性があるということで、シングル×2、ダブル×2、トリプル、ローテ、+1、というような形にしようと考えた。
最後の1ルールについてだが、どこかのスペシャルルールやGSのような伝説解禁も考えたが、学園祭でやったら面白そうなルールとしてマルチを行うことに。
PSSを用いて行えるルールでありながらレートにはなく、普段考察もされないルールを、東大ゲー研勢と京大ポケサー勢がガチで考察して対戦したら間違いなく面白いだろう、ということだ。東大ゲー研側には少なくともマルチに関して造詣の深いプレイヤーは1人も居なかったため、1から考えるルールでぶつかり合う、という企画自体に面白さがあると思ったのだ。


【選抜戦】

さて、代表の選抜については東大側・京大側ともに自由の形としたが、結局どちらも部内戦を行って選抜することになった。
東大側の代表選抜について、複数ルールの選抜戦にエントリーしても良いが、代表の兼任は不可能という形を取った。但し、マルチに関しては、ペア登録となるため適用外、ということに。
また、シングル・ダブルは、新年度に入ってから行われた部内戦の上位者にはシードを付与することにし、マルチは、選抜戦2週間前に登録者からランダムにペアを決め、2週間の間考察・育成を行って選抜戦に臨む、という形を取った。

私は、ダブル・ローテ・マルチにエントリーした。シングル・ダブルともにシード権があったのだが、シングルはここ最近ではまったく触れていなかったため辞退した(シングルはシード保持者4人中3人が辞退した)。
ダブルは近頃のメインルールで参加しない理由がないのと、ローテは私以外にたまごんしかおらず、対戦せず決まるようでは(たまごんにプレッシャーがかからないのは問題だということもあり)つまらないと考え、未開のルールに取り組みたいという思いからマルチにエントリーした。

日程としては、
シングル・ローテ→ダブル→マルチ・トリプルという順で決まった。


〇シングル

部内戦4位でシード持ちの1年生おつまんとるこが危なげなく順当に勝ち上がり2位、シングルレート100位以内を狙える実力者でありながら部内戦ではグループリーグでおつまんとるこに負けたため予選落ちとなった(1位のみ予選通過)アンゲツが、おつまんとるこには負けたものの他の試合をすべて勝ち1位となった。


〇ローテ

私とたまごんの一騎打ちで、たまごんはオニゴーリを使った構築、私はメガボスゴドラを使った構築を使用したが、オニゴーリのムラっけの引きがやたら良かったためたまごんの勝利となった。


〇ダブル

最も人数の多かったダブルでは、総当たりではなく、グループリーグを2つ作り、抜けたもの同士で対戦して決める形とした。
Aグループでは、部内戦1位のAki-Yoshiが同種の構築を用いてグループ1位通過、2位はimtがギリギリのところで他を退けた。一方Bグループでは、極めて完成度の高い構築を用意したTstが1位、部内戦2位のシードを活かして私が2位となった。なお、Bグループのrimoとは構築が6体被りであり、同速対決を制して私が勝った。
更に勝ち上がった4人で対戦を行い、私がAグループ2名に勝利して1位確定、2位にimtとなった。


〇トリプル

1192、imt、rigoonの3名だったが、imtはダブル代表を確定としたため辞退、1192とrigoonの一騎打ちとなった。構築は6体被り(またかよ!)でrigoonが安定した立ち回りを見せ勝利。


〇マルチ

さて、マルチだが、これは非常に難しかった。エントリーは5ペアで、
Tst・うい、imt・タイラー、たまごん・rigoon、リィズ・おつまんとるこ、rimo・みどる
という組み合わせだ。
マルチは、相談有りであり、見た目的には12体から6体を選ぶダブルなのだが、それぞれ6体から3体を選ぶため、同プレイヤーのポケモンが並ぶことはあり得ない、交代先は自分側の選出したポケモンからしか選べない、両側でメガシンカ可能、というような興味深い性質がある。そして、ルール的な考察数の多さ(12体のポケモンを考えなくてはならない)から、正直なところ2週間で0から考察するのはかなり難しい。
そこで、考察開始の時点でみなのスタートラインを合わせようと、マルチ特有でわかりやすい強力な戦術を仮想敵とすることにした。そこで私は、猫の手ダークホールを提案した。マルチにおける猫の手は、自分側のポケモンの技しか選ばれないため、猫の手ダークホールをしている隣で自由な技構成のポケモンを運用でき、わかりやすく強力な戦術となる。各ペアの代表者で、猫の手+ダークホール構築を使うならどのような形になるか、対策としてどのような戦術が用意できそうかについて一通り話し合うことにした。
結果、追い風+ガルーラドーブルのような形で、猫の手ダークホールの隣にグロウパンチガルーラや腹太鼓マリルリを配置するのが間違いなく強いだろうということ、ファストガードやエルフーンの神秘の守り、ボルトロス化身の挑発で対抗できそうだということ、ファストガードや神秘の守りを奪う横取りファイアロー、ラムカゴを防ぐ緊張感バンギラスなどを構築に入れることでそういった安易な対策を防げるのではないか、レパルダスやニャオニクスにメンタルハーブやラムの実を持たせて挑発やダークホールをケアするのはどうか、といったことが話された。
2週間後、マルチ選抜戦、蓋を開けてみれば、見事に猫の手ダークホールばかりだった。皆が考えたのは、如何にして相手の猫ダクホと猫ダクホ対策を潜り抜けて猫ダクホを通すか、ということだ。なにをやるにも猫ダクホの筋を盛り込んだ方が勝率が上がるとほぼすべてのペアが判断した(猫ダクホ側も裏選出が用意できるため、猫ダクホ以外の筋を使うにしても猫ダクホの筋を用意して圧力をかけておいた方が強いと判断した)。1組だけ猫ダクホを用いない構築だったが、見事に全敗した。
結果、ローテ代表のたまごんと、トリプル代表のrigoonのペアが代表の座を勝ち取った。


【当日】

〇1戦目:シングル おつまんとるこ vs EFTA

おつまんとるこEFTA
ランドロス霊クチート
ライコウクレセリア
リザードンガブリアス
フシギバナボルトロス化
スイクンスイクン
ハッサムゲンガー

霊獣ランドロスとハッサムの蜻蛉返りにより有利対面を作ったおつまんとるこが勝利。
極めてシングルらしい試合展開で、TGA側が勝利。

東大1-0京大


〇2戦目:ダブル imt vs 次力

imt次力
ガルーラボルトロス化
ギルガルドガブリアス
ガブリアスヒードラン
マリルリクレセリア
ボルトロス化ガルーラ
サザンドラニンフィア

東大側のimtは、ギルガルドを軸に立ち回る構築。対する京大側の次力選手は、レーティング・スタンダードのランドロス霊枠をガブリアスとした構築。
レーティング・スタンダードに対して如何に勝つか、ということを練りに練ってきたimtとしては、想定通りの相手だっただろうか。ガルーラ、ニンフィアをギルガルドで倒し、綺麗に勝利した。
imtの構築についてはこちらを参照。

東大2-0京大


〇3戦目:トリプル rigoon vs Right

rigoonRight
ニューラカポエラーLv20
テラキオンヤミラミ
ファイアローサマヨール
リザードンヒードラン
ハッサムモロバレル
ヨノワールフレフワン

東大側rigoonは、明らかな袋叩き+テラキオン構築。対する京大側のRight選手は、Lv20カポエラーが目を引くトリックルーム構築だろう。
ヨノワールとハッサムの構成が見事に嵌り、rigoonの勝利。rigoonの構築は非常に完成度が高く、かなり感動を覚える試合内容だった。
これにて東大側3勝。あと1勝で全体での勝ちを拾えることになった。

東大3-0京大


〇4戦目:ローテーション たまごん vs ひゅーず

たまごんひゅーず
クレッフィルカリオ
オニゴーリライコウ
ゲンガーサザンドラ
ギャラドスギルガルド
カバルドンマリルリ
ボルトロス霊ファイアロー

ムラっけオニゴーリが能力を伸ばし、Cが6段階上がり非常に攻撃的なオニゴーリが完成。また、Bが上がっていたため、後発のファイアローの攻撃を受けることができたが、ファイアローのブレイブバードを急所で受けあえなく沈没。そのままひゅーず選手の勝利。
急所がなければ勝てただろうという場面だったので、残念な結果となった。

東大3-1京大


〇5戦目:マルチ たまごん&rigoon vs ベテ&YT

たまごんrigoonベテYT
ニャオニクスギルガルドニョロトノガルーラ
ドーブルマリルリクチートゲンガー
メタモンガルーラランドロス霊ボルトロス化
レパルダスバンギラスゴチルゼルニンフィア
ルカリオボルトロス化ファイアロールンパッパ
プテラファイアローモロバレルヒードラン

猫の手ダークホールからグロウパンチメガガルーラと腹太鼓マリルリが無双し、東大側のたまごん&rigoonの勝利。
京大側はマルチ予選は行わず、ダブル予選の3位と4位のペアであった。ここは、マルチ予選を行ってTGA側が上回っただろうか。

東大4-1京大


〇6戦目:シングル アンゲツ vs おきよ

アンゲツおきよ
ゲンガークレセリア
ソーナンスガブリアス
ポリゴン2マリルリ
ガブリアスジバコイル
リザードンガルーラ
キノガッサキノガッサ

特殊メガガルーラの冷凍ビームによりソーナンスが凍り付き、無償突破されたあと、メガゲンガーがメガガルーラを道連れにするも、キノガッサ1体では流石に残りを倒しきれず、京大側おきよ選手の勝利。
アンゲツは特殊型のメガガルーラに対応しきれなかったか。

東大4-2京大


〇7戦目 リィズ vs ゆきみどり

リィズゆきみどり
カメックスエルフーン
ファイアローテラキオン
ラティオスゲンガー
コバルオンマリルリ
レントラー炎ロトム
モロバレルサザンドラ

東大側リィズは追い風からメガカメックスを動かす構築。対する京大側ゆきみどり選手は、エルフーン+テラキオン+メガゲンガーという、レート上位に至ったとして知られている構築。
初手では追い風ラティオスで完全に優位を確保するが、流星群外しに加え、技構成が追い風下のメガゲンガーに対応し切れておらず押し負け、京大側ゆきみどり選手の勝利。

東大4-3京大


【総括】

5戦目までは問題のない流れで来ていたが、6戦目・7戦目では勝てず、団体としては勝利したものの、悔しさの残る勝利となった。

勝因はなんだったか考えてみる。大きかったのは、「上位構築を上回る構築」を意識的に作ることができた点であろう。2戦目のimt、3戦目のrigoonが特に顕著だ。
imtは、レーティング・スタンダード系構築に対して如何に解答を出すかをずっと考え続け、結果当日の構築へと辿り着いた。ドラゴン2体、フェアリー耐性1体と一見すればニンフィアに薄い構築にも見えるが、その実まったくそんなことはなく、ニンフィアを狩ることに重点を置いた構築であったことが、対抗戦当日にて見事に示された。事実私もレーティング・スタンダード派生構築でimtと練習試合を何戦か行ったが、それに対してしっかりと勝利を収めている。
サザンドラの流星群急所など運が向いていた側面はあったが、勝利自体はれっきとした練習の賜物である。
また、rigoonは、真っ当なトリプル勢なら誰もが対策を行っている袋叩き+テラキオン戦術を用いたが、その対策の更に上を行く戦術で勝利を収めた。試合展開としては、終始rigoonが圧倒しており、まさに疑いようのない勝利であっただろう。
「上位構築を上回る構築」作りは、昨今TGAポケモン勢が特に力を入れていた部分であり、それが結果として顕れたのは、今回の対抗戦における大きな収穫だっただろう。

一方、7戦目の私の試合は、想定をしていた相手であったにも関わらず構築細部の詰めが足りておらずに負けてしまったので、想定練習の不足が露呈してしまった。これは反省すべき点である。

他、1戦目と5戦目は、完成度の高い構築で堅実に立ち回っての勝利(5戦目の立ち回りについては一部疑問が残るが、構築のパワーで押し切ったので不問ということにする)。4戦目は拮抗していたものの僅かの差で負け。6戦目は京大側の構築が東大側の立ち回りを上回っての勝利。
というところだろうか。

ともあれ、団体として勝利を得ることができたのは素直に嬉しい。

なお、東大側の構築・対戦の詳細は、冬コミ頒布予定のポケモン会誌に掲載予定となっている。
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コメント
猫の手ダクホがゲシュタルト崩壊した
2014/11/27(木) 22:52 | URL | ヨシタケ #-[ 編集]
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ポケモンが好きで主に対戦を考察する。
東京大学ゲーム研究会(TGA)所属。
乱数調整の解説記事へは、下のリンクから行けます。

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