アニメ好きでもゲーム好きでもない、純粋なポケモン好きによるポケモン対戦中心の雑記。コメント返信は遅め。

【ダブル】威嚇役考察

ダブルにおいて重要な特性である威嚇。
場に出しただけで2体の攻撃を下げるため、交代出しで即仕事ができるという点が特徴的。
ダブル構築を組む上で、威嚇枠として威嚇持ちを1体採用するだけで、対応の幅がグッと広がる。初級者なら「とりあえず威嚇枠として〇〇を採用します」も許されるであろう。

ではまず、威嚇を入れたい相手(ダブルで強力な物理アタッカー)をざっと見てみる。
威嚇が欲しくなる順にランク付けをおこなう。

A
メガガルーラ、ファイアロー

B
メガボーマンダ、メガクチート、霊獣ランドロス

C
(メガ)バンギラス、ガブリアス、マリルリ、ローブシン、高速猫騙し役(メガミミロップ、マニューラ、エテボース、ゴウカザル…)etc.

といったところ。基本的にAランクBランクを想定していれば十分。


では、威嚇持ちにはどんなポケモンが居るかを挙げてみる。

1.メガシンカにより威嚇を得る
メガライボルト

2.メガシンカの可能性がある威嚇持ち
ボーマンダ、ギャラドス、クチート

3.メガシンカしない威嚇持ち
霊獣ランドロス、ウインディ、レントラー、ワルビアル、ムーランド、ケンタロス、ズルズキン、ムクホーク、オドシシ、カポエラー、グランブル、アーボック、ハリーセン、グラエナ、アメモース

因みに、掲載順についてだが、なんのことはない、種族値合計が高い順に並べただけである。このうち、ワルビアル、ムーランド、ムクホークは5→6世代で種族値上昇を得ている。


さて、解説に入る前に、これらを使い勝手の良し悪し(筆者調べ)で大雑把に分類しておく。

1.高い汎用性で使用できそう
ボーマンダ、クチート、霊獣ランドロス、メガライボルト、ウインディ、ギャラドス、レントラー

2.構築によっては機能的な採用ができそう
ズルズキン、カポエラー、ワルビアル、ムクホーク

3.苦し紛れの採用
グランブル、アーボック、ムーランド、ケンタロス、ハリーセン、オドシシ

4.論外
グラエナ、アメモース

以下では、4.以外を解説する。

1.高い汎用性で使用できそう

〇ボーマンダ
メガシンカすることで、メガガルーラより速く、高い物理耐久を持つようになるため、メガガルーラやファイアローに対して抜群の性能を誇る。霊獣ランドロスの攻撃を受けにくいのも高評価。
それでいて、強力な飛行打点により非常に広範囲を相手に戦うことができ、メガシンカ前が威嚇でなくとも十分採用レベル。文句無し。

〇クチート
メガシンカすることで特性が力持ちとなり、またフェアリー・鋼・悪の打点で幅広く戦える。メガボーマンダ同様、メガシンカ前が威嚇でなくとも十分採用レベルであり、文句の付けようがない。
威嚇の仮想敵を調べると、対ファイアローは有利とは言い難いが、対メガガルーラ性能は最高峰であり、威嚇との相性の良さがわかる。

〇霊獣ランドロス
前回の記事で「仕事ができなくて窓際で岩雪崩を撃つポケモンである」と酷評したわけだが、その主な理由は、「特性が威嚇でなければ採用する気にならない」というものだ。威嚇以外に採用理由が明確になければ、威嚇を撒いただけで仕事が終わってしまいがちであり、それが「窓際で岩雪崩を撃つ」ことの正体である。
ただ、威嚇役としての性能自体は優秀である。というのも、物理耐久が少し高めに設定されていて物理に繰り出し易い上、メガガルーラ・ファイアローに対して馬鹿力・岩雪崩で有効打を入れることができる。耐性的に霊獣ランドロス・バンギラス・ガブリアスへの繰り出し性能が高めである点も評価できる。その上、蜻蛉返りにより威嚇を再利用する動きも可能。すなわち、威嚇役に特化した性能であると言えるだろう。
その優秀な繰り出し性能を活かすとなると拘りスカーフで使いたくなるが、攻撃技と拘りスカーフの相性が悪いのが問題。特にメインであるはずの地震の使い勝手が悪いのが最大の問題である。大地の力は、味方に攻撃が当たるという問題を解決するので、拘りスカーフで使うなら大地の力を搭載すべきだと思うが、拘り地面は地面以外でもメインで撃てる技がないと使いにくいため、やはりそもそも拘りとの相性が悪いという印象だ。
他の持ち物だが、まず襷は霊獣ランドロス唯一の取り柄である繰り出し性能を殺すので非推奨。そこで、推奨するのは、
①オボン②耐久振りゴツメ、チョッキetc.
の2通りである。霊獣ランドロスの意識したい相手としてメガガルーラとファイアローを挙げたが、A177(–1)メガガルーラの冷凍パンチ耐えとA146(–1)ファイアローの鉢巻ブレイブバード×2耐えが同じラインであるので、これを耐える耐久を確保するのが②であり、オボンの実でこれを実現するのが①である。因みに、①であれば、H174-B116が、A194(+1)キリキザン珠不意打ち耐えとA146(–1)ファイアローの鉢巻ブレイブバードでオボンが発動するラインであり、お薦めできる。
技に関しては、地震(大地でも良い)/岩雪崩(エッジでも良い)/馬鹿力 が外せないと考えており、残り1枠は守る・はたき落とす・蜻蛉返りあたりから選択という形になるだろうか。

〇メガライボルト
威嚇+ボルトチェンジが優秀だが火力は(メガシンカの中では)抑え気味。すなわち、霊獣ランドロスに似て威嚇役として徹することが求められ易いが、繰り出し性能は低い。
但し、高速からバークアウトで特殊火力を下げる動きができ、メガガルーラより速く、めざ氷でメガボーマンダにも隙を見せない性能から、盤面制御ができる上、相手の主力級に対する隙も少なく、役割が薄くなったらボルトチェンジで帰る、という性能を持ち、盤面制御性能は最高峰である。
特に、高速電気であるためファイアローに自然と強くなっているのが優秀。この手の盤面制御がファイアローに崩されることは非常に多いが、ファイアローを自然に対策できる点で、盤面制御役という観点、および威嚇役の仮想敵という観点の双方から高評価となる。

〇ウインディ
威嚇+バークアウト+鬼火による盤面制御。但し、素早さがさほど高くなく(特にメガガルーラより遅い)、威嚇の仮想敵への繰り出し性能が低い点で、威嚇役として今ひとつ見劣りがする。とはいえ、メガクチートの一致技耐性がある唯一の威嚇役という点では評価できる。
威嚇+バークアウト+鬼火まで聞くと鬼のように強そうだが、素早さ不足という点とファイアローに隙を見せ易いという点でとにかく評価を下げてしまうポケモンである。

〇ギャラドス
水・飛行というタイプは優秀で、加えて種族値も優秀。そのため威嚇を抜きにしても役割は持ちやすい。また、水ゆえにファイアローや霊獣ランドロスに対して仕事をし易く、メガガルーラやメガボーマンダ相手にも電磁波で隙を見せないのが偉い。よって威嚇との相性も良い。霊獣ランドロス同様、物理耐久を高めてA146(–1)ファイアローのブレイブバード×2を耐えるようにすると、物理への繰り出し易さが増して使い勝手が良くなる印象だ。
メガシンカの可能性もあり、耐久が伸びるため威嚇との相性も良さそうに見えるが、火力的にはやや半端な側面があるので、メガボーマンダやメガクチートと比べると見劣りする。よって威嚇枠としてメガ枠を使っても良いという状況であっても採用には行き着きにくい。

〇レントラー
威嚇+ボルトチェンジの使い手であり、特に対ファイアロー性能の高い威嚇役であるという点で評価が高い。飛行耐性があって威嚇であるのはこの他にクチート・メガライボルトしかいないが、どちらもメガ枠を割く上(クチートは流石にメガ前提で)、クチートはメガシンカしていない状況であると繰り出しに不向きであり、加えて炎弱点であるので出してそのままファイアロー前で仕事ができるとは限らない。メガライボルトはメガシンカしていなければ威嚇ではない(ので先発で予めメガシンカしていなければこの用途で使えない)。ということで、対ファイアローとしての威嚇役という観点では最高峰。つまり非メガ威嚇電気という時点で既に強い。
これで種族値や技が優秀であれば神ポケモンであったが、流石にそんなことはなく、それらはやや貧弱。威嚇+バークアウトでの盤面制御もあるが、ウインディ以上に素早さ不足である。
ボルトチェンジを有効活用したく、私は長らく特殊スカーフで使用していたのだが、対メガガルーラの削りが今ひとつであるため、馬鹿力搭載の物理スカーフで採用する方が良かったかもしれない。ワイルドボルト/ボルトチェンジ/馬鹿力/氷の牙、とかで。種族値的にも物理で使った方がお得。


2.構築によっては機能的な採用ができそう

〇ズルズキン
少ない弱点・高い耐久・ドレインパンチにより居座り性能が高い。しかし、火力の低さ故に腐り易い。これを解消する構築作りをしないと、ただ威嚇猫騙しをするだけのポケモンとなってしまう。
私は滅び以外で使ったことはない。

〇カポエラー
補助技が優秀だが、やはり放置のされ易さが問題となるポケモン。インファイトの火力がそこそこあるのでその点は助かるが、格闘耐性が並ぶとたちまちやることがなくなる。
放置され易いポケモンである以上、脱出ボタンは本末転倒。自ら引っ込めていく立ち回りをしていくべきポケモンである。脱出ボタンを持っていると、放置されて仕方なく引っ込めた後、補助目的で繰り出したいのに攻撃を受けると脱出ボタンが発動してしまうという状況が発生してしまう。
耐久を上げて、ロゼルを持たせて強引な出し入れを行いながら猫騙しに合わせてじりじりと展開していく構築は強かった。

〇ワルビアル
悪耐性+けたぐりのお陰で、威嚇役でありながらキリキザン耐性が高めであるのが高評価。とはいえ、威嚇役としての性能は芳しくない。加えて、威嚇以外の役割も薄い。ということで使う場面は限られてしまう印象を受ける。一応バークアウトもできるが…。
トリプルで袋叩き役として使ってた時が一番強かった(真顔)。

〇ムクホーク
命を懸けろ。


3.苦し紛れの採用

グランブル:威嚇持ちのフェアリー
アーボック:威嚇且つフェアリー即処理
ムーランド:じゃれつく馬鹿力ワイルドボルドなど案外技が豊富
ケンタロス:速い
ハリーセン:タイプは優秀
オドシシ:トリル


\おわり/
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Author:リィズ
ポケモンが好きで主に対戦を考察する。
東京大学ゲーム研究会(TGA)所属。
乱数調整の解説記事へは、下のリンクから行けます。

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