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リィズのポケモン雑記

ポケモン対戦中心の雑記。

オフ会

構築原案を渡したいおり氏が、アリーナオフで準優勝したらしい。
最後の試合は、こちらの戦術が途中まで綺麗に決まっていたが、急所で落ちるという悲劇に見舞われた。まぁあれはどうしようもない…。

構築の詳細はここでは書かないことにするが、とにかく積んで積みまくって圧倒的な強さの駒を作り、そいつで全抜きする、という、いわゆる要塞系構築だ。
決勝トーナメントでは、当たる相手当たる相手に次々とTOD狙いをされたが、それをすべてくぐり抜けた。
オフ会の制限時間はレートと同じ30分だったが、選択時間がレート60秒に対し、オフでは100秒。そのため、TODを仕掛けられるとレートよりも明らかに厳しい戦いになる。
それをくぐり抜けたのだから、「TOD狙いに強い要塞型構築を作れた」と言っていいだろう。

当初は「ネイティオは流石に怪しくないですか……」と言われたが、なんやかや言って構築案を作成し、それを一層熟成させ、当日丁寧に立ち回り見事準優勝に輝いたいおり氏には脱帽である。
私の構築原案も使われて本望だトゥ-


まぁ、これだけ聞くと良い話なんだが、正直当日はかなり荒れた。

1つは、TODについての裁定問題。
いおりは、以前の試合で「30分たった時点で片方が技を選択していた場合そのターンは有効」と説明を受けていたのに、準々決勝のときの運営は「30分たった時点でゲームを強制的に終了とし判定に入る」としていた。判定方法が試合毎に変わっていたことになる。
もし前者の裁定方法であればいおりの勝ちだったが、後者の裁定方法を提示され、いおりの負けになってしまったのだから、大問題。まさかまさかの再試合となってしまった(再試合でいおりは勝利した)。
その上、運営側からは、(ルールについての追記のアナウンスのみで)当日具体的にどのような問題が発生したかのアナウンスがない点もいただけない。
こればかりは、どう弁明しても「運営の認識が甘い」以上の感想が出ない。

2つ目は、会場の雰囲気の悪さ。
私は会場に居た訳ではないのだが、一部の対戦相手やその周辺が、この構築(或いはプレイヤー)に対してやたらと批難的な態度をとっていたらしいことだ。というか会場に居なくてもそれは十分に伝わってきた。
取り立てて具体的には、裁定問題の際の異議申し立て時の雰囲気の悪さ(仲間内が居ないなら流石に1人で行く気にはなれない)や、試合中の「小さくなるを禁止にしろ」という罵声が挙げられる。
非公式ではあるが「日本一を決める」と銘打っているグロリアへの予選も兼ねており、上位に入ることが名誉という扱いを受けているはずの大会で、参加者の態度がこうも悪いとなると、日本のプレイヤーも底が知れるというものだ。
更に悪いのは、そういった態度のプレイヤーに対し、運営側が一切注意しなかったこと。「ポケモンの公式大会が盛り上がるための土台を醸成する」という題目を掲げられた大会でこれでは、流石に日本の大会環境に疑問を持たざるを得ない。
少なくとも私は、もうこの大会での優勝など、紙切れ程の薄い名誉でしかないと思うようになった。

というわけで私は今後とも、真摯でクリエイティブなプレイヤーが多数派を占める類のオフ会に絞って参加をしていきたいと思う。
オフ会選びの重要さを痛感した出来事だった。


因みに、私はアメリカ本戦のDay1に行くことになりそうなので、とりあえず、世界の環境がどんなもんかってのを確かめて来ようと思う。


【追記】

一応補足しておくと、私が当大会での結果に価値を感じなくなったのは、当大会に興味がなくなったという意味になる。興味のない大会での結果に価値を感じないのは普通のことなので。当然だが、大会参加者や関係者各位にとっての価値を否定する発言ではない。

「ポケモンの公式大会が盛り上がるための土台を醸成する」というのは、「無関係な人にとってもその結果に価値がある大会」、あるいは「あらゆるプレイヤーにとっての興味対象となる大会」を目指すということを意味しているのだと思うし、その理念や意気込みには感心するけれども、現状としてそれに遠く及んでいないのだと身をもって確認することとなってしまった。
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コメント

オーディエンスの雰囲気については運営側からどうこうするのは難しいのではないでしょうか。
多くのプレイヤーはいわゆる害悪構築によって構築の幅を狭められる若しくはは対策を切らなければならず、
マイナスの印象を持つものでしょうし。

こういった構築を使うプレイヤーなら嫌がるプレイヤーがいることに快感を覚えるレベルの外道っぷりが必要だと思います。
そういったキャラクターが根付く程実績を出せた害悪構築プレイヤーの方達はプロレスのヒール役のように受け入れられている例もあります。

>k さん

コメントありがとうございます。

観衆の雰囲気として、純粋に害悪討伐側のプレイヤーを応援するのは構わないと思いますが、「禁止にしろ」だとか「つまらない」とかいう罵声(実際にあったらしいです)は、流石に度が過ぎるのではないかと思います。わかりやすく言うなら、応援はよくてもブーイングはダメ、という認識です。

また、「キャラクターが根付く」という点についてですが、それは結局のところ、「内輪環境でなら害悪も認められる」というだけに聞こえてしまうので、内輪のオフ会ではないと主張しているハズの大会では相応しくない事態だと考えます。
「快感を覚えるレベルの外道っぷりが必要」だと主張されても、こちらはただ普通にポケモン対戦がしたいだけなので、困ってしまいます。

No title

ブログの記事の中では

>試合中の「小さくなるを禁止にしろ」という罵声が挙げられる。


と書いてあるのに対して、kさんに対するコメントでは

>「禁止にしろ」だとか「つまらない」とかいう罵声(実際にあったらしいです)


と「らしい」という曖昧な言い方になっています。

リィズさんは実際のその場にいたわけではないので、「らしい」という言い回しは理解できます。ですが、ブログの記事内では断定しているように見えます。

いおりさんが準優勝したアリーナオフの決勝戦はポップチャンネルで録画されていたので、youtubeにあがったものを見ましたが、「禁止にしろ」だとか「つまらない」とかいう罵声は聞き取れませんでした。

どうしてそう言い切れるのでしょうか?

>f さん

本文は当事者本人に事前に見せて確認をとってから公開したものである一方、コメントは私の独断により返信したものであることに基づく、書き方の違いです。

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ポケモンが好きで主に対戦を考察する。
東京大学ゲーム研究会(TGA)OB。

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